どうする家康:最後の最後「変わることができた」勝頼 一人の武将として、戦を楽しんだ? 眞栄田郷敦が語る“最期”

大河ドラマ「どうする家康」第26回場面カット 武田勝頼を演じた眞栄田郷敦さん (C)NHK
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大河ドラマ「どうする家康」第26回場面カット 武田勝頼を演じた眞栄田郷敦さん (C)NHK

 松本潤さん主演のNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)第26回「ぶらり富士遊覧」が7月9日に放送され、眞栄田郷敦さん演じる武田勝頼の最期が描かれた。「最期のシーンは監督とも話をして何度か変わりましたが、良い形になったかなと思っています」と手応えをのぞかせる眞栄田さんが、同シーンを振り返った。

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 わずか40人ほどの供を連れ、織田軍に戦いを挑むも、討ち取られてしまった勝頼。眞栄田さんは「勝頼は四男で、そもそもは自分が武田家を継ぐと思っていなかった人。上の3人が亡くなったり出家したりで自分の順番が回ってきたので、武田家を継ぐということに対して、複雑な思いもあったのかなと思います」と勝頼の心境を推し量りつつ、「そんな中、偉大な父・信玄(阿部寛さん)から掛けられた『そなたは、わしのすべてを注ぎ込んだ至高の逸材じゃ』という言葉。自信になったでしょうし、父亡き後もずっと心の支えにしていただろうと想像しました」と明かす。

 さらに「父(信玄)からは『わしの真似をするな。そなたの世を作れ。そなたの器量はこのわしをはるかに凌ぐ』という言葉ももらいましたが、勝頼はきっと、生涯父のことは意識し続けていただろうと思います」と話し、「そんな自分からやっと変わることができたのが、第26回勝頼のラストシーンだったのかなと」も告白。

 「信じて付いてきてくれた仲間を逃がしても、自分は戦い抜いて散ると覚悟を決め、『我こそは、武田四郎勝頼である』と言って敵に立ち向かっていくシーン。最後の最後は、自信を持ち、戦を楽しみ、父を意識するのではなく一人の武将として生き、勝頼の道を突き進むことができたのかなと思っています」と結論づけた。

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