特撮ドラマ「仮面ライダー」(テレビ朝日系、日曜午前9時)シリーズの新作が「仮面ライダーガッチャード」に決まり、9月3日にスタートすることが7月21日、明らかになった。令和5作目の仮面ライダー作品で、モチーフは「カードと錬金術」。新ライダーは、複数のカードの力を組み合わせて戦う錬金術師となる。作中に登場するカードは101枚に及び、さまざまな組み合わせで“フォームチェンジ”するという。
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金だけでなく、人工的に生物を生み出す試みもあったという錬金術。今作は、それらの実験が人知れず成功した現代を舞台に繰り広げられる。物語の鍵となるのは、錬金術の最高技術を集めて造られた人工生命体「ケミー」。ケミーはバッタやSL(蒸気機関車)など、この世の万物を模して造られており、その数101体。「ライドケミーカード」というカードに保管されていたが、ある日一斉に開放されてしまう事件が発生する。
主人公の高校生・一ノ瀬宝太郎(いちのせ・ほうたろう)は、仮面ライダーガッチャ―ドの変身ベルト「ガッチャードライバー」を託され、世に放たれた101体のケミーを回収する使命を与えられて……というストーリーとなる。タイトルにも入っている「ガッチャ」は、「やったぜ!」「捕まえた!」といった意味を持つ英語のスラング「Gatcha」で、宝太郎の口癖でもある。
ガッチャ―ドのビジュアルも公開された。その特徴は、宝太郎の明るく元気いっぱいな性格を表したかのようなピカピカのブルーメッキのボディーと、マスクの複眼部分に描かれている二つの矢印。矢印は、二つの力を融合させて倍以上のパワーを生み出す錬金術師らしさを表現しているという。
ビジュアルのガッチャ―ドの正式名称は、バッタのケミーである「ホッパー」と、SLのケミーである「スチームライナー」を組み合わせて変身した姿、「仮面ライダーガッチャード スチームホッパー」となっている。
YouTubeチャンネル「東映特撮YouTube Official」や、仮面ライダーの公式SNSアカウントなどで21日、ガッチャ―ドのショート動画が公開された。動画のディレクションは、「仮面ライダーセイバー」(2020~21年)にも出演していた俳優で映像クリエイターの古屋呂敏さんが務めた。
また、28日公開の映画「仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐」に、テレビ放送に先駆けてガッチャ―ドが登場することも発表された。
原作:石ノ森章太郎▽脚本:長谷川圭一、内田裕基ほか▽監督:田崎竜太ほか▽アクション監督:福沢博文(レッド・エンタテインメント・デリヴァー)▽特撮監督:佛田洋(特撮研究所▽音楽:高木洋▽ゼネラルプロデューサー:大川武宏(テレビ朝日)▽プロデューサー:芝高啓介(テレビ朝日)、湊陽祐(東映)▽制作:テレビ朝日・東映・ADKエモーションズ
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