武田鉄矢:故・高倉健さんの気遣い 産後間もない妻は「人生で一番幸せだった」 涙声で明かす「徹子の部屋」

「徹子の部屋」に出演した武田鉄矢さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した武田鉄矢さん=テレビ朝日提供

 俳優の武田鉄矢さんが、7月26日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。2014年に亡くなった俳優・高倉健さんとの思い出を語った。

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 武田さんと高倉さんは同じ福岡県出身で、1977年公開の映画「幸福の黄色いハンカチ」で共演した。「苦労して作った作品だから見てほしい」と産後間もない武田さんの妻を試写会に呼んだが、子供を預ける場所が見つからず、妻は遅れて会場にやって来たという。

 武田さんは「(出演者が)ずらっと映画館の前の赤じゅうたんに並んでお客さんをお迎えしてたんですが、時間だって言うんで引き上げ始めたら、女房が階段を駆け上ってきたんですよ。そしたら、健さんが踵(きびす)を返して来てくださいましてね」と回顧。

 その時の高倉さんの様子について「かかとをそろえて、女房に向かって『撮影中は武田くんに大変お世話になりました。高倉と申します。本当にどうもありがとうございました』って。そんな方ですよ」と絶賛。

 さらに「それで確か女房に握手を求められたと思うんですが、きちんと目を伏せてごあいさつなさって。時々女房が言うんですが、『人生で一番幸せだった瞬間だ』って」と、涙声で語った。

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