ドラマ1週間：小芝風花が3クール連続メインキャストで連ドラ出演　多部未華子が10月期ドラマで“クアトロ主演”の一人に

　1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（8月19～25日）は、俳優の小芝風花さんが10月期の「フェルマーの料理」（TBS系、金曜午後10時）で3クール連続メインキャストでの連ドラ出演をする話題、4人が主演を務める“クアトロ主演”の10月期の連続ドラマ「いちばんすきな花」（フジテレビ系、木曜午後10時）で主演の一人を多部未華子さんが務めることが話題になった。前後編で取り上げる。

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　フジテレビの10月期「木曜劇場」で、4人が主演を務める“クアトロ主演”の連続ドラマ「いちばんすきな花」（木曜午後10時）が放送されることが8月23日、明らかになった。また、主演の一人を多部未華子さんが務めることも発表された。多部さんが同局の連ドラで主演を務めるのは今回が初めて。ドラマは完全オリジナル作品で、「silent」（同局系、2022年）でプロデューサーを務めた村瀬健さんと脚本家の生方美久さんが再びタッグを組み、“男女の間に友情は成立するのか？”をテーマに男女4人の感情を描く。多部さんは、新潟から上京し、妹と暮らしながら学習塾の講師として働く潮（うしお）ゆくえを演じる。

　俳優の濱田龍臣さん、「乃木坂46」の遠藤さくらさん、松岡広大さん、本田望結さんが、神木隆之介さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「らんまん」（総合、月～土曜午前8時ほか）に出演することが23日、分かった濱田さん、遠藤さん、松岡さん、本田さんは初の朝ドラ出演。濱田さんは、高知の遍路宿「角屋」の息子の山元虎鉄を演じる。遠藤さんは万太郎と寿恵子（浜辺美波さん）の娘・槙野千歳、松岡さんは万太郎と寿恵子の長男・槙野百喜、本田さんは末娘の槙野千鶴を演じる。そのほか、実業家の小林一三役で海宝直人さん、資産家の青年・永守徹役で中川大志さんの出演も発表された。

　俳優の小芝風花さんが、10月から放送される高橋文哉さんと志尊淳さんダブル主演の連続ドラマ「フェルマーの料理」（TBS系、金曜午後10時）に出演することが24日、明らかになった。小芝さんは今年4月期の「波よ聞いてくれ」（テレビ朝日系）、7月期の「転職の魔王様」（カンテレ・フジテレビ系）に続き、3クール連続でメインキャストでの連ドラ出演となる。ドラマは、マンガ誌「月刊少年マガジン」（講談社）で連載中の小林有吾さんの同名マンガが原作。数学者の道を挫折した天才数学少年の北田岳（きただ・がく、高橋さん）と、謎多きカリスマシェフの朝倉海（あさくら・かい、志尊さん）が出会い、数学的な思考で料理の難題に立ち向かう青春ストーリー。小芝さんは岳と海と共に働く、店唯一の女性シェフ、赤松蘭菜（あかまつ・らんな）を演じる。

　俳優の伊藤万理華さんが、テレビ東京ほかで9月19日から放送される連続ドラマ「日常の絶景」（火曜深夜0時半）で主演を務めることが24日、明らかになった。伊藤さんは、街の中に佇む“日常の絶景”探しが趣味のOL、町村景を演じる。ドラマは、室外機やダクト、通信鉄塔など都市を作り出す「1ピース」の新たな見方を示した八馬智さんの著書「日常の絶景 知ってる街の、知らない見方」（学芸出版社）が原案。タイプの異なる2人の女性が「日常の絶景」を一緒に巡り、風景に癒やされながら距離を縮めていく。併せて石山蓮華さんの出演も明らかになった。

　アイドルグループ「℃-ute（キュート）」の元メンバーで、歌手・モデルとして活躍する鈴木愛理さんが、10月4日スタートの連続ドラマ「推しが上司になりまして」（テレビ東京、水曜深夜0時半）で主演を務めることが25日、分かった。鈴木さんがテレビ東京のドラマに出演するのは「Iターン」（2019年）以来、約4年ぶりとなる。ドラマは、森永いとさん画、東ゆきさん作のマンガ「推しが上司になりまして」（DPNブックス）の実写化。舞台観劇が生きがいの会社員、中条瞳は、“最推し”の俳優・桐生斗真が突然引退して悲しみに暮れていた。ある日、斗真が「高城修一」という名前で上司として目の前に現れ……というストーリー。鈴木さんが瞳を演じ、ダンス＆ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の片寄涼太さんが斗真（修一）を演じる。

　俳優の篠原涼子さんが、菅田将暉さん主演で9月9日午後9時から放送のドラマ「ミステリと言う勿（なか）れ特別編」（フジテレビ系）に出演することが25日、分かった。篠原さんと菅田さんの共演は初めて。「ミステリと言う勿れ」は、田村由美さんの同名マンガ（小学館）が原作で、天然パーマがトレードマークの久能整（菅田さん）が、事件の謎や、人々の悩みを解決していく新感覚ミステリー。2022年1月期に連続ドラマが放送されて話題となり、今年9月15日には映画が公開される。「特別編」は、連続ドラマの第1話に一部新撮を加えた「リブート版」と、原作コミック11巻で描かれている「タイムカプセル編」で構成。併せてお笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さん、モデルの南琴奈さんが出演することも分かった。

　俳優の畑芽育さんが、9月17日深夜スタートの連続ドラマ「女子高生、僧になる。」（MBS、日曜深夜0時50分ほか）で主演することが25日、明らかになった。祖父の寺を継ぐことになる女子高生の下白石麦（しもしらいし・むぎ）を演じる。ドラマはオリジナルストーリーで、主人公の麦が、周りを取り巻くイケメンたちとともに、亡き祖父の寺の再建を目指すハートフルコメディー。麦の幼なじみであり、寺の再建のため新住職となる磯野柊役で奥野壮さんが出演することも発表された。

　俳優の桜田ひよりさんが、10月14日から東海テレビ制作の“土ドラ”枠で放送される連続ドラマ「あたりのキッチン！」（東海テレビ・フジテレビ系、土曜午後11時40分）で主演を務めることが25日、明らかになった。桜田さんは、食べた料理の食材や調味料の配合が分かる「絶対味覚」を持つ女子大生の辺清美（あたり・きよみ）を演じる。ドラマは白乃雪さんの同名コミック（講談社）が原作。主人公の清美は、極度の人見知りでコミュニケーション能力がゼロ、友達もできない。偶然入った定食屋で料理を一口食べただけで食材、調味料の配合から隠し味までズバリ言い当て、その縁でアルバイトで働くことに。「絶対味覚」を生かして客一人一人に合わせた味を提案し、わけありな客の心をほぐしていく……というグルメドラマ。