海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
のんさんが主演を務めた、2013年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の第134回が、NHK・BSプレミアムで9月5日に再放送された。東日本大震災の5日後に北鉄が一部区間で運行を再開し、被災者に希望を与えた様子が描かれ、感動の声が集まった。
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同回では、東日本大震災が起こった3月11日、アキ(のんさん)は徒歩で上野から世田谷の自宅まで帰りながら、先ほどやっと電話がつながったユイ(橋本愛さん)との会話を思い返していた。
北鉄に乗っていたユイはトンネル内で列車が停車し、駅長の大吉(杉本哲太さん)らと線路上を歩いて避難所に向かった。そこでアキの電話がつながった。「ごめん、明日(コンサートに)いけなくなっちゃった」というユイに、アキは「中止でなくて延期だから、必ずやるからおいでよ」というと、ユイは「中止だよ」と断言。「もう行けない。怖くて行けない。アキちゃんが来てよ」と切羽詰まった様子で伝える。
翌朝、大吉は副駅長の吉田(荒川良々さん)に「とにかく列車を走らせるぞ」と告げる。地震の際に運行していた北鉄の列車2両はどちらも津波の被害を免れていた。線路が途中でねじ切れていて、運行はままならないという吉田に、大吉は「走れるかどうかの問題じゃねえ、走らなくちゃなんねえ」と覚悟を伝える。
するとその場にいた観光協会の足立ヒロシ(小池徹平さん)も「北鉄が走るっていうだけで勇気づけられる人、いっぱいいると思います」と大吉に賛同。大吉は「第3セクターの意地、見せっぺ」と前を向いた。
そして震災から5日目、わずか1駅分、1日3便だったが、北鉄は運行を再開。夏ばっぱ(宮本信子さん)もウニ丼を持って乗り込んだ。のろのろだったが走り出した列車に地元住民が手を振っていた。
実際に震災の5日後、三陸鉄道の「震災復興支援列車」が運行し被災者に力を与えたことを思い出す視聴者も多く、SNSでは「再開した北鉄に手を振っている人見て、ドバッて涙あふれた」「皆さんが笑顔で再開した北鉄に手を振るシーンはもう号泣だった」「地元の人に手を振られる北鉄。この場面、何度見てもばかみたいにうえっうえっとこみ上げてくる」「ふだん目立たないヒロシがかっこいい」という声が続々と上がった。
また、北鉄が走り出したシーンで「銀河鉄道999」がBGMでかかり、「劇伴『銀河鉄道999』泣く」「銀河鉄道999のBGM胸熱」といった声もあった。
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