オチビサン:安野モヨコの人気マンガがテレビアニメ化 NHK総合で10月スタート スタジオカラー制作

アニメ「オチビサン」のビジュアル(C)Moyoco Anno/NHK・豆粒町内会
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アニメ「オチビサン」のビジュアル(C)Moyoco Anno/NHK・豆粒町内会

 「働きマン」「シュガシュガルーン」などで知られるマンガ家の安野モヨコさんのマンガ「オチビサン」がテレビアニメ化され、NHK総合で10月7日深夜から放送されることが分かった。アニメは、安野さんの夫で「エヴァンゲリオン」シリーズなどで知られる庵野秀明監督が率いるスタジオカラーが制作する。同作は2015年にスタジオカラーとドワンゴの共同企画「日本アニメ(ーター)見本市」第2弾の一環としてアニメ化されたが、今回テレビアニメとして制作されることになった。

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 「オチビサン」は、2007年に「朝日新聞」で連載を開始した。2014年に「AERA(アエラ)」(朝日新聞出版)に移籍し、2019年まで連載された。鎌倉のどこかにある小さな町・豆粒町を舞台に、主人公・オチビサンと仲間たちの日常が描かれた。

 アニメは鬼塚大輔さん、釣井省吾さんが監督を務め、スタジオカラーがシリーズ構成、脚本、制作を担当する。神前暁さんが音楽を手がける。声優の塙真奈美さんがオチビサンさん、岡本信彦さんがナゼニ、井澤詩織さんがパンくいを演じるほか、茶風林さん、久野美咲さん、後藤ヒロキさん、小倉唯さん、越後屋コースケさんが声優として出演する。

 安野さんは「『オチビサン』は豆粒町に住むオチビサンと、考え深い犬ナゼニ、食いしん坊な犬パンくいのお話です。鎌倉の草むらの奥にある小さなひみつの町、豆粒町には日本に昔からあったもの、今は探さないとなかなか見つからないものが肩を寄せ合って暮らしています。オチビサンたちと一緒に野山を歩いて季節ごとの草花、空の色を眺め虫たちの声や小さな川の流れに足を止めてみてくださいね」とコメントを寄せている。

 初回が10月7日深夜0時に放送される。以降、毎週土曜深夜に随時放送。各話5分、全24回。

 ◇スタッフ(敬称略)

 音楽:神前暁▽演出:吉邉尚希、新子太一、小林彩、どろみず▽CGアニメーションディレクター:石川将輝、山内智史、給田洋▽3Dキャラクターモデリング:若月薪太郎、山内研、鈴木貴志、齋藤弘光▽美術監督:矢口聖奈▽色彩設計:平塚のぞみ▽撮影監督:酒井淳子▽編集:木村佳史子▽音響監督:山田陽▽効果:野崎博樹▽録音:鶴巻慶典▽監督:鬼塚大輔、釣井省吾▽シリーズ構成・脚本・アニメーション制作:スタジオカラー

 ◇キャスト(敬称略)

 オチビサン:塙真奈美▽ナゼニ:岡本信彦▽パンくい:井澤詩織▽おじい:茶風林▽シロッポイ:久野美咲▽ジャック:後藤ヒロキ▽アカメちゃん:小倉唯▽ヘビくん:越後屋コースケ

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