中島みゆき:初のアニメMV公開 「アリスとテレスのまぼろし工場」主題歌「心音(しんおん)」 MAPPA制作 岡田麿里監督監修

「アリスとテレスのまぼろし工場」の一場面(C)新見伏製鐵保存会
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「アリスとテレスのまぼろし工場」の一場面(C)新見伏製鐵保存会

 シンガー・ソングライターの中島みゆきさんが担当する劇場版アニメ「アリスとテレスのまぼろし工場」(9月15日公開)の主題歌「心音(しんおん)」の全編アニメのミュージックビデオ(MV)のワンコーラスバージョンがYouTubeで公開された。同作は、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの脚本で知られる岡田麿里さんが監督を務め、MAPPAが手がけるオリジナル劇場版アニメで、MVはMAPPAが制作し、岡田監督が監修した。中島さんの楽曲のアニメMVが制作されるのは初めて。

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 MVは、“恋する衝動”に揺れ動く主人公の菊入正宗、同級生の佐上睦実、謎の少女・五実のさまざまな表情が描かれている。「心音(しんおん)」の歌詞が動きを付けて表示され、キャラクターの動きや心情に寄り添う歌詞をより印象的に表現したという。

 中島さんの楽曲を普段から愛聴していたという岡田監督のオファーにより、中島さんが主題歌を担当することになった。中島さんが劇場版アニメに楽曲提供するのは初めて。

 「アリスとテレスのまぼろし工場」は、2018年に「さよならの朝に約束の花をかざろう」でアニメ監督デビューした岡田さんの最新作で、「呪術廻戦」「チェンソーマン」などのMAPPAが制作する。突然起こった製鉄所の爆発事故により、時が止まり、外に出る道も全て塞がれてしまった町を舞台に、少年、少女たちが“恋する衝動”を武器に未来に向かおうともがく姿が描かれる。

 中学3年生の正宗は、変化を禁じられた町で鬱屈した日々を過ごす中、気になる存在の謎めいた同級生の睦実に導かれて製鉄所の第五高炉に足を踏み入れる。そこで、しゃべることのできない野生のオオカミのような少女・五実と出会う。3人の出会いが世界の均衡を崩していくことになる。榎木淳弥さんが正宗、上田麗奈さんが睦実、久野美咲さんが五実をそれぞれ演じる。

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