鎧真伝サムライトルーパー:榎木淳弥×村瀬歩インタビュー 35年ぶり新作アニメは予測を裏切る 塩バニラ!?

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 1988年4月~1989年3月にテレビアニメが放送された「鎧伝サムライトルーパー」シリーズの正統続編となる新作テレビアニメ「鎧真伝サムライトルーパー」が1月6日からTOKYO MX、関西テレビ、BS11にて放送される。1991年発売のOVA「鎧伝サムライトルーパー MESSAGE」以来、約35年ぶりの新作アニメで、テレビアニメシリーズが放送されるのは約37年ぶりとなる。現在の新宿を舞台とした完全オリジナルストーリーで、「銀魂」「おそ松さん」などの藤田陽一さんが監督を務める。新たなサムライトルーパーの上杉魁人役の榎木淳弥さん、北条武蔵役の村瀬歩さんの同作への思いを聞いた。

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 ◇石橋陽彩がすごい!

 --「鎧伝サムライトルーパー」は知っていた?

 榎木さん タイトルは、知ってました。

 村瀬さん 僕は生まれ年が一緒なんです。昭和最後の年ですよね。

 榎木さん 変身シーンの口上などを踏襲したい思いもあったので、出演するにあたって「鎧伝」を見ました。

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 村瀬さん 歌舞伎や能のように、昔から変わらずセリフの切り方、言葉の強弱などは昭和から令和になって変わらないところがあるのですが、それも感じました。

 榎木さん キャラの分け方がはっきりしていて、熱血漢、クールなどいろいろなキャラがいるのは今にも通じますよね。当時から女性人気がすごかったのは知っていましたし、「鎧伝」が今につながる流れを強くしたんだとも感じました。

 --オーディションだった?

 榎木さん そうですね。オーディションの時は資料の情報が少なくて、「鎧伝」の情報を調べながら、このキャラと近いのかな?と把握しました。

 村瀬さん 用語の説明はきっちりありましたよね。キャラクターデザインはまだ分からなかったので、イマジネーション勝負なところもありました。でも、セリフ自体はシーンの意図が分かりやすかったですし、感じたことをしっかりやろうとしました。

 --凱役の石橋陽彩さん、北条大和役の武内駿輔さん、石田紫音役の熊谷健太郎さんといった豪華声優がサムライトルーパーを演じることも話題になっています。

 榎木さん 見知ったメンバーが多かったですし、楽しくなりそうだという想像がつきました。陽彩君は歌がうまいことを知っていたので、それも楽しみでした。

 村瀬さん 僕は陽彩君と会うのは初めてでした。本当に真面目で一生懸命、真っすぐ。パッションもあって、大好きになりました。頼もしいんです。自分のやりたいこと、作品で求められることのちょうどいいところを真面目に探していて、若いのにすごい!という印象があります。

 --敵側も豪華キャストが集結しています。

 榎木さん 一緒に収録しました。

 村瀬さん トルーパー世代の先輩方が盛り上がっていましたよね。

 ◇いい意味で予想を裏切る新しさ

 --驚くような展開も待っているようです。 

 榎木さん こんなにハードなストーリー展開なんだ……とびっくりします。予想を裏切られるはずです。

 村瀬さん いい意味で裏切っていく新しさがあります。予測できないところがありつつ、「鎧伝」の遺伝子もしっかり残っていて、いい意味でカオスなところがありつつ、サムライトルーパー色としてまとまっているのが、塩バニラのようです。すごいバランスなんです。

 榎木さん 塩バニラ、いい表現ですね。

  --演じる中で意識したことは?

 村瀬さん 武蔵は、児童養護施設時代のトラウマがあって、本来はフワッとして明るい性格だったはずなのですが、自分に自信が持てないし、他人と関わるのが怖いと感じています。その中でも生存本能もすごくあり、正義感もあります。ただ、それがうまく表現できないし、もどかしさがあります。そのフラストレーションがにじむといいなと思いながら、お芝居にしました。それぞれのキャラクターに葛藤があるんです。

 榎木さん 魁人には心の傷があり、復讐心も持っています。意外に感情的なところもありますが、祖母の存在の大きさを意識することが大事だと思って演じています。

 ◇そこそこクレバー、華がある!?

 --お互いの役者としての印象は?

 榎木さん 言いたくはないんですが(笑)、頭がいい人なんです。物語をすごく理解して演じていて、このシーンはこう演じると伝わるとセリフやシーンの意図をよく分かっているんですよね。本当に言いたくないんだけど、その頭の良さがすごいと思っています。

 村瀬さん クレバーなので(笑)。恥ずかしいですね。

 榎木さん まあまあクレバーなんで(笑)。

 村瀬さん まあまあね(笑)。難しいところなのですが、作品の伝えたい意図、キャラクターが思ってることの軸が違うこともあって、自分の中できちんと分けつつ、そこを近付けていきたいと思っています。陽彩君は既にそれができていて、すごいんです。僕もクレバーなんで、そこができてしまうのですが(笑)。

 榎木さん そこそこクレバーだからね(笑)。

 村瀬さん そこそこね(笑)。榎木はもちろん決めるところは決めるんだけど、すごくキメキメにやるタイプの役者ではないけど、しゃべると、聞いてしまうところがあります。何気ないセリフでも華があるんですよね。それでいて、キャラの心情をきっちり表現している。そこそこね(笑)。

 榎木さん そこそこ華があるから(笑)。一緒の現場にいると本当に頼もしいなっていつも思ってますよ。

 --最後に2026年の抱負を教えてください。

 榎木さん 僕はデビューから15年ほどになりますし、今は楽しく仕事をしていきたいと思っています。経験を重ねると段々慣れてきてしまうところもあるかもしれないけれど、楽しく前を向いていきたいですね。

 村瀬さん コロナ禍を経て、みんなで収録できるようになってきて、マイクワークも戻ってきました。2020、21年頃にデビューした人たちもマイクワークに慣れてきて、新しい世代の人と共演すると、面白いんですよね。みんなでいいものを一緒に作っていける年にしたいと思っています。お互いにいい影響を受け合っていきたいです。

(阿仁間満/MANTANWEB)

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