VIVANT:ついに明かされたベキの過去 “演技を超えた”林遣都に「胸をえぐられた」の声

連続ドラマ「VIVANT」第9話の一場面(C)TBS
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連続ドラマ「VIVANT」第9話の一場面(C)TBS

 堺雅人さんが主演を務める日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(TBS系、日曜午後9時)の第9話が9月10日に放送され、ベキ(役所広司さん)の壮絶な過去が明らかになった。

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 ベキ=乃木卓(林遣都さん)は、乃木家の次男として生まれる。長男が家を継ぐため、「必死に勉強して東大に入り、警察官になった」と明かし、その後、明美(高梨臨さん)と出会い結婚。公安の任務で、表向きは農業使節団として、裏では諜報員としてバルカに行くことになった。

 憂助も生まれ、順風満帆かと思われたが、バルカではイスラム武装組織の動きが活発化。武装した組織が各地の村を襲い、支配するようになっていった。

 ベキは公安に助けを求め、仲間も了承する。家族3人でヘリコプターを待っていたが、指揮官の指示でヘリは迂回(うかい)。乃木家の3人は公安に見捨てられ、武装組織に捕らえられてしまう。

 憂助は武装組織に連れ去られ、ベキと明美は牢屋(ろうや)の中へ。明美は「必ず……どこかで生きてる。憂助を捜して」と息子の無事を信じていた。そして「私たちをこんな目に遭わせたやつを、絶対に許さない。復讐(ふくしゅう)して」と告げ、命を落とした。

 何とか命は助かったベキは、憂助を捜し続けて4年、やっと有力な情報をつかむ。「日本人の子供を見た」という女性と出会うが「残念ね。その子は1カ月くらい前に死んだわよ」と言われ、ベキは生きる気力を失う。そんなベキに、若い頃のバトラカ(今井柊斗さん)が寄り添うが、死人のような状態で食料も口にしなかった。

 そんな時、ベキの食料を子供が奪いに来る。しかし、子供はすぐに倒れ「弟……。何か食べさせてあげて。ノコルをお願い……」とベキに伝え、力尽きる。生きる希望を失ったベキだったが、赤ん坊のノコルを見つけ「小さくて温かい……憂助の姿が浮かんだ。妻も子供も守れなかった私に『生きてこの子を育てろ』と言われているようだった。この子を命にかえても守る、そう誓い、ノコルの父親になった」と、自身の過去を打ち明けた。

 SNSでは「林遣都さんの演技が演技を超えてリアルで苦しみに胸をえぐられた……」「壮絶な回想シーンで林遣都さんの素晴らしい演技に拍手」「ベキの過去が解明された。もうどっちが『敵か』『味方』か分からないよ」「涙なしでは見られない回でした」といったコメントが並んだ。

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