奈緒:生後7カ月で父親と死別 一番古い記憶は父親の葬式「母が抱っこしてお花を棺桶に」 おおらかで無鉄砲な性格は父親譲り 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した奈緒さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した奈緒さん=テレビ朝日提供

 俳優の奈緒さんが、9月28日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。生後7カ月で死別した父親への思いを語った。

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 黒柳さんが「お父様の記憶はあります?」と尋ねると、奈緒さんは「私の一番最初の記憶が父の記憶。それがお葬式の時の記憶です。母が抱っこしてくれて、お花を棺桶に一緒に入れた記憶があるんですけど、その時のお花の色はおそらく黄色だったか、白だったか。その色まで覚えていたんですけど、大人になるにつれてだんだんお花の色が分からなくなって寂しいなって思う瞬間もあって」と回想した。

 奈緒さんが初めて出演した舞台「終わりのない」の演出家・前川知大さんにその話をすると、「思い出せなくていいんだと思う」と言われた。その理由として、前川さんは「『あの花の色が何だったんだろう』って定期的にお父さんのことを思い返したりとか、その時の記憶を思い返せるから、これからの奈緒ちゃんにとってはすごくいいことかもしれないね」と語ったという。奈緒さんは「それで自分の中で、思い出せなくなった記憶も含めて、すごく大切だなと思えるようになった」と話した。

 黒柳さんが「あなたはお父様似かお母様似かって聞いてらっしゃる?」と聞くと、奈緒さんは「母いわくすごく父に似ているみたいです、性格が」と笑った。父親はおおらかな性格だったといい、「母はお父さんのことがいまだに大好きで、よく話を聞かせてくれるんですけど、『そういう(おおらかな)ところがお父さんに似てる』って。無鉄砲なところとか『まあいいじゃない』っていう性格がすごく父に似ていて、『奈緒ちゃんと話してるとやっぱりお父さんの子なんだなって思う』ってよく言われます」と明かした。

 奈緒さんは、自分の中に亡き父が生きていると感じているといい、「父がいないっていう言葉を私はあまり使いたくないなと思っていて。確かに一緒に住めていないし、同じ世界にいるかどうかは明言できないんですけど、私にはしっかりと父がいるって思えるのは、母がずっと話してくれてるからだと思います」と語っていた。

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