ドラマ1週間：2025年大河ドラマ「べらぼう」田沼意次役に渡辺謙　宮沢氷魚が初大河　竹内まりや未発表カバー曲をモチーフにしたドラマ

　1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（9月30日～10月6日）は、2025年放送の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう ～蔦重栄華乃夢噺（つたじゅうえいがのゆめばなし）～」の新キャストが発表され、田沼意次役の渡辺謙
らが会見に出席した話題、竹内まりやさんの未発表カバー曲「Tokyo Woman」をモチーフにしたフジテレビのオリジナルドラマに佐津川愛美さんとりょうさんが出演することが話題になった。前後編で取り上げる。

ウナギノボリ

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　俳優の山下智久さんが10月4日、主演を務めるHuluオリジナルドラマ「神の雫（しずく）／Drops of God」のフランス大使公邸（東京都港区）で行われた配信記念イベントに出席した。海外ドラマ初主演の山下さんは、“飢餓状態”で撮影に臨んでいたと振り返り、「ワインで糖分を取っていた」と明かした。ドラマは美食学と高級ワインの世界、家族の宿命を描いた人気マンガ「神の雫」（講談社）が原作。全8話。1～3話が配信中で、毎週金曜に1話ずつ追加配信される。海外ドラマ化にあたり、物語の中心となる神咲雫をフランス人女性のカミーユに変更し、仏俳優のフルール・ジェフリエさんが演じた。山下さんは、カミーユの父が残した遺産を巡って対決する、若く聡明なワイン評論家・遠峰一青（とおみね・いっせい）を演じた。

　多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さんが“クアトロ主演”を務める連続ドラマ「いちばんすきな花」（フジテレビ系、木曜午後10時）に、田辺桃子さんが出演することが5日、明らかになった。田辺さんは多部さん演じる潮ゆくえの男友達、赤田鼓太郎（仲野太賀さん）の婚約者・白石峰子を演じる。「silent」（同局系、2022年）でプロデューサーを務めた村瀬健さんと脚本家の生方美久さんが再びタッグを組み、「男女の間に友情は成立するのか？」をテーマに男女4人の感情を描く完全オリジナル作品。白鳥玉季さん、黒川想矢さん、泉澤祐希さんの出演も発表された。

　俳優の木南晴夏さん主演で10月22日から放送される連続ドラマ「セクシー田中さん」（日本テレビ系、日曜午後10時半）に、高橋メアリージュンさんが出演することが5日、明らかになった。高橋さんは、主人公の田中（木南さん）が通うベリーダンススクールの先生、Mikiを演じる。併せて、生駒里奈さん、なえなのさん、円井わんさん、坂ノ上茜さんの出演も発表された。生駒さんはベリーダンススクールの生徒の景子、なえなのさんは同じく生徒のアリサ、円井さんは朱里（生見愛瑠さん）の大学時代からの友人の榎本華、坂ノ上さんは同じく友人の根岸沙奈を演じる。

　2025年放送の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう ～蔦重栄華乃夢噺（つたじゅうえいがのゆめばなし）～」の新キャストが5日、発表され、田沼意次役で渡辺謙さん、喜多川歌麿役で染谷将太さん、田沼意知役で宮沢氷魚さん、鱗形屋孫兵衛（うろこがたや・まごべえ）役で片岡愛之助さんが出演することが5日、明らかになった。宮沢さんは初の大河ドラマ。4人は、主人公の蔦屋重三郎（つたや・じゅうざぶろう、横浜さん）の人生に大きな影響を与える人物。横浜さん、渡辺さん、染谷さん、宮澤さん、片岡さんは同日、NHK放送センター（東京都渋谷区）で行われた会見に出席した。64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎（つたや・じゅうざぶろう）の生涯を描く。

　元テレビ東京アナウンサーの森香澄さんが、10月22日から放送される連続ドラマ「たとえあなたを忘れても」（ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後10時）に出演することが5日、分かった。森さんは、主人公・河野美璃（堀田真由さん）の音楽大学時代の同級生で、ピアニストの衛藤まりあを演じる。森さんが連続ドラマにレギュラー出演するのは初めて。ドラマは、脚本家・浅野妙子さんによるオリジナル作品。併せて松井玲奈さん、丸山智己さん、須藤理彩さん、加藤貴子さんの出演も明らかになった。

　俳優の市原隼人さんが主演する人気“学園グルメ”コメディー「おいしい給食」の劇場版第3弾が製作され、2024年に公開されることが5日、明らかになった。10月からテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12 トゥエルビほかで放送される新作ドラマ「おいしい給食 season3」に続く新作映画の公開決定に、市原さんは「もう奇跡です。夢にも思っていませんでした」と心境を明かしている。「おいしい給食」は、1980年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田（市原さん）と彼を取り巻く生徒たちの人間模様を描く。“season3”は、「劇場版 おいしい給食 卒業」のラストで、函館への転勤が決まった甘利田が、北の地オリジナルの献立や食材に囲まれながら、新たなる給食道を突き進む……というストーリー。

　俳優の佐津川愛美さんとりょうさんが、フジテレビで11月6日から4夜連続で放送されるドラマ「Tokyo Woman」（関東ローカル）でダブル主演を務めることが6日、分かった。ドラマは歌手の竹内まりやさんの未発表カバー曲「Tokyo Woman」をモチーフにしたオリジナル作品となる。同曲は、ドラマの主題歌としても使用される。“自分では何も決めてこなかった女”宮田真紀子（佐津川さん）と“何もかも自分の思い通りにしてきた女”寺内加奈子（りょうさん）という環境も生き方も異なる2人が、とある出来事をきっかけに東京で出会い、友情に似た関係を築きながら成長していく物語を描く。併せて、鈴木仁さんの出演も明らかになった。鈴木さんは、真紀子と加奈子の人生に関わりを持つフリーターの笠井俊介を演じる。