ばいばい、アース:テレビアニメがWOWOWで2024年放送 ファイルーズあいが主人公ベルに 冲方丁のファンタジー小説原作

「ばいばい、アース」のティザービジュアル(C)冲方丁・KADOKAWA/WOWOW,ソニー・ピクチャーズ,クランチロール
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「ばいばい、アース」のティザービジュアル(C)冲方丁・KADOKAWA/WOWOW,ソニー・ピクチャーズ,クランチロール

 冲方丁さんのファンタジー小説が原作のテレビアニメ「ばいばい、アース」が、WOWOWで2024年に放送・配信されることが分かった。声優のファイルーズあいさんが主人公・ラブラック=ベルを演じることも発表された。「この世界の《人間》は、少女ただ一人。」というコピーと共に、身の丈ほどの大剣・唸(うな)る剣(ルンディング)を担ぐラブラック=ベルが描かれたティザービジュアル、ティザーPVも公開された。

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 同作は、さまざまな動物の姿の獣人が住む世界に、唯一の人間として生まれた少女・ラブラック=ベルが、大剣を手に自分のルーツを探す旅に出ることを決意し、数々の試練に立ち向かう……というストーリー。

 アニメのスタッフも発表された。「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」「オルタンシア・サーガ」などの西片康人さんが監督を務め、「マクロスF」「終末のイゼッタ」などの吉野弘幸さんがシリーズ構成、「でーじミーツガール」などの日野優希さんがキャラクターデザイン、「メイドインアビス」などのケビン・ペンキンさんが音楽を担当する。「東京リベンジャーズ」「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」などのライデンフィルムが制作する。

 ◇ファイルーズあいさんのコメント

 ラブラック=ベルを演じさせていただきます、ファイルーズあいです! オーディションの原稿を読んだ時から、この不思議で、かつ神秘的な世界観に引き込まれていました。ベルの抱える疎外感や葛藤に共感しつつ、決して悲観するのではなく自分を奮い立たせてルーツをたどろうとするベルにたくさん学ばせてもらいました。この作品を見ることで、勇気をもらえる人がたくさんいるんじゃないかなと思います。ぜひお楽しみに!!

 ◇西片康人監督のコメント

 時刻によって色が変化する時計石<オクロック>。方角によってテーマカラーのある街並み。刻印<スペル>によりさまざまな魔法が使われ、水晶石によって光や水が供給されるインフラ。木に咲く鳥や猫。植物から生産される鋼鉄でできた剣。その剣を、剣撃の音色を聴かせて育て、音楽隊を組んで戦う楽隊兵士たち。獣人だけが住むこの不思議で独特な世界を、アニメ的エンターテインメントで表現していきたいと思っております!

 ◇シリーズ構成担当の吉野弘幸さんのコメント

 「ばいばい、アース」は、とても難しい原作でした。映像化のハードルはもちろんのこと、そもそも脚本化するのが非常に困難でしたが、大野木寛さん、堺三保さんというベテランライターの方々の助力も得て、なんとか形にすることができました。苦しんだ分、愛着も深くなった本作、ファンの皆さんにもご満足いただける作品になると思います。どうぞご期待ください!

 ◇キャラクターデザイン担当の日野優希さんのコメント

 原作を読んで頭の中に生まれたベルたちを、監督と一緒にアニメの世界へと落とし込めたデザインが描けたかなと思います。なにぶん登場キャラクターの多い作品ですがそれぞれの特徴を拾ったり足したりが楽しくもありました。総作監としてもこれから彼らをたくさん描いて、お芝居させて、生むだけでなく命を吹き込んでいきたいと思いますので放送までお楽しみにしていただけたらと思います。

 ◇音楽担当のケビン・ペンキンさんのコメント

 「ばいばい、アース」の広大な世界を楽しんでいただければ幸いです。サウンドトラックにはオペラからロマンチッククラシック、エレクトロアコースティックまでの音楽などを内包しています。キャラクターとストーリーを表現することは素晴らしくユニークな経験でした。皆様が映像で体感するのを楽しみにしております。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:西片康人▽助監督:横手颯太▽シリーズ構成:吉野弘幸▽キャラクターデザイン:日野優希▽モンスターデザイン:ツブキケン、原由知▽美術監督:岡本穂高▽色彩設計:篠原愛子▽撮影監督:室塚勇伎▽編集:山田聖実▽音楽:ケビン・ペンキン音響監督:久保宗一郎▽アニメーション制作:ライデンフィルム

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