ライオンの隠れ家
第4話 誕生日は幸せな日
11月1日(金)放送分
男女が逆転した江戸を描いた人気マンガ(よしながふみさん作、白泉社)を実写化した「ドラマ10『大奥 Season2』」(NHK総合、火曜午後10時)の幕末編の新キャスト5人が発表。一橋慶喜役で大東駿介さん、庭田/勧行院役で平岩紙さん、土御門役で山村紅葉さん、能登/志摩役で中村アンさん、西郷隆盛役で原田泰造さんが出演することが分かった。中村さんは初めての時代劇出演となる。
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慶喜は、一橋家の当主で、14代将軍・徳川家茂(志田彩良さん)を補佐するため、将軍後見職に就き、後に15代将軍となる。大東さんは「最後の将軍、一橋慶喜を演じさせていただき光栄です。今後の大奥の“天候”は不穏な暗雲、とてつもない嵐を呼ぶでしょう。天に漂う慶喜の“雲行き”に注意してください」とコメントした。
勧行院は、帝の妹・和宮(岸井ゆきのさん)の母。家茂に降嫁する和宮に伴い、男装し側仕え「庭田」として大奥入りする。平岩さんは「最初にお話をいただいたとき『あの大奥に!』とワクワクしました。観行院が口に出す言葉や行動を理解し、自分の腑(ふ)に落とすことはすんなりとはいかず、毎シーン撮影ギリギリまで考えていましたが、時代背景や家柄、その中で生きていた葛藤が少しでも出せていたら、と祈るような思いです」と話した。
土御門は、和宮の乳母。勧行院と同じく、男装し大奥入りする。山村さんは「1月から放送された『大奥』をとても楽しみに見ていて、(Season1の)最終回で“大奥ロス”にコミックス全19巻を取り寄せじっくり読みながら、18巻の土御門の言動にこんな深刻な時に!と大笑いしていたとき、とてもうれしいオファーをいただきました。土御門のコミカルな部分は生かしながらも和宮様のことを愛し、思う真摯(しんし)な姿勢は大切に」と述べた。
志摩は子に恵まれず離縁されたところ「能登」の名で大奥に上がり、庭田(勧行院)の身の回りの世話をするようになる。中村さんは「私自身初めての時代劇で、言葉遣いはもちろんのこと、話し方やたたずまいなど新しいことの連続に戸惑いながら、たくさん学ばせていただきました。能登は、出戻りにある自身の身分をしっかりと理解し、お役目に努めて生きると決めた芯のある女性です。演じられてとてもうれしかったです!」とコメントした。
西郷隆盛は薩摩藩士で新政府軍の指揮官。徳川家を潰そうと画策する。原田さんは「一視聴者として、楽しく見させていただいていたドラマ『大奥』。そのSeason2に出演できるなんて! それも、ずっと念願だった西郷隆盛役。こんな夢みたいなことが起こるとは思わなかったです。うれしくて、うれしくてたまりません。気合いを込めて演じますので、皆様楽しみにしていてください!」とアピールした。
「大奥」は、若い男性のみに感染する奇病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」の影響で、男性の人口が女性の4分の1に激減したパラレルワールドの江戸時代が舞台。Season1が今年1~3月に放送され、Season2が10月3日にスタートした。
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