ドラゴンボールDAIMA
第3話 ダイマ
10月28日(月)放送分
「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中のマンガ「シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」が原作のテレビアニメ「シャングリラ・フロンティア」。小説投稿サイト「小説家になろう」で人気のライトノベルのコミカライズで、クソゲーを愛好するゲーマーのサンラク/陽務楽郎が、プレーヤー数3000万人を誇る神ゲーの「シャングリラ・フロンティア」に挑戦する。10月にMBS・TBS系の日曜午後5時のアニメ枠“日5”で放送をスタートし、迫力あるバトルシーン、サンラク/陽務楽郎役の内田雄馬さんら声優陣の熱演が話題になっている。同作でサンラクの相棒となるNPC(ノン・プレーヤー・キャラクター)のエムルを演じるのが声優の日高里菜さんで、第3話で登場するやいなや、「可愛い!」と注目を集めている。日高さんに、エムルを演じる上でのこだわりや、収録の裏側を聞いた。
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「普段はそんなにゲームをやるほうではない」という日高さんだが、「シャングリラ・フロンティア」は「ゲーム実況を見ているかのように楽しめる」と魅力を感じたという。
「まず、鳥頭の主人公のサンラクがとてもインパクトがありました。サンラクが本当に楽しそうにゲームをしていて、敵に対して攻撃の方法を考える時も生き生きとしている姿が気持ちよくて、あっという間に読み進めてしまいました」
日高さんは「リズムゲームにはハマったことがある」と話し、ゲーム漬けのサンラクに共感する部分もあるという。
「ハマるととことんのタイプなので、リズムゲームにハマった時は、電車に乗っていて降りる駅に着いても、歌が途中だからと降りることを諦めたこともあります。それぐらいハマると、夜も寝られなくなっちゃうんです。リズムゲームは1曲終われば区切りが付くけど、『シャンフロ』のようなゲームは終わりどきがないというか。だから、もし自分がハマってしまったら、本当に現実に戻れなくなっちゃいそうな気がして怖いなと(笑い)。この業界は、ゲーマーな方がたくさんいらっしゃいますが、皆さん、時間の使い方が上手だなと本当に思いますね」
日高さんが演じるエムルは、「シャンフロ」内でサンラクが遭遇したユニークシナリオ「兎(ウサギ)の国からの招待」への案内人。見た目も言動も可愛らしいマスコットキャラクター的存在だが、強力な魔法を操ることもできるサンラクの心強い味方だ。日高さんは「オーディションでエムル役が決まってめちゃくちゃうれしかったです!」と笑顔を見せる。
「マスコットキャラはやはり憧れと言いますか、私が声優を目指す時に『やってみたいな』と思ったキャラクターの一つなんです。あまりNPC感はなくて、表情も豊かなので、オーディションで資料を見た時から『演じるのが楽しそうだな』と思っていました」
日高さんにエムルの魅力を聞くと、「推しポイントしかなくて。とにかく可愛い!」と前のめりに語ってくれた。
「表情が本当に豊かなので、見ていて飽きないですよね。サンラクに何かを任せてもらえた時に見せるドヤ顔というか、『やってやりますわ』みたいなところも『可愛いな』『よしよししたくなるな』と思います。いいところを見せようと張りきっているけど、ちょっと残念なところも意外とあったりして。でも、真面目な子なんですよ! だから、サンラクさんがふざけてアドリブを振った時に『ふえっ……』とあわあわするようなシーンもあって、完璧すぎないところにも愛着が湧きます。あと、アニメーションでは、ジャンプしたり、着地したりする時に効果音が入っていて、より可愛らしさが表現してもらえているなと思います」
そんな魅力あふれるエムルを演じる上で最も大切にしているのは「可愛らしさ」だ。
「エムルは、実はサンラクさんよりステータスが上なので、エムルが活躍した第5話の収録では、決めぜりふも格好よく、りりしく演じたんですけど、『あまり決めすぎないで、一生懸命頑張っている感じで。それで可愛らしさが伝わるから』とディレクションを受けました。ただ、エムルはサンラクさんと同じで、いろいろな表現が許される、やりたい放題できるキャラクターでもあるので、『可愛らしさを忘れない』を軸にしながら、どこまで遊べるか?というバランスを意識しています」
エムルの口癖である「~~ですわ」にもこだわりがある。
「基本的に音符(♪)が付く感じというか、跳ねる感じを意識しています。たまに出るツッコミの『ですわ』は遊び心をちょっと出しますけど、基本は楽しそうなウキウキしている感じを意識しています」
日高さんは大好きなエムルを楽しんで演じている。
「アフレコ現場でも、放送を見ていても、皆さんがエムルのことを愛してくれているんだなと、すごく感じるんです。エムルは、演じる私自身が楽しむことで、より魅力が増すキャラだなと思うので、いつもノリノリで演じています(笑い)」
「シャンフロ」の収録現場は、声優陣による「一回やってみよう!」というチャレンジが多いという。第7話では、サンラクが驚くほど長いせりふをしゃべり続けるシーンが描かれたが、実はこのシーンの収録はテストなしで、ほぼ一発OKだったという。
「本当に信じられないせりふ量だったんです。しかも早回しの長ぜりふで、ゲーム用語も多くて。このシーンは、音響監督の藤田(亜紀子)さんとキャストの信頼関係、チーム感もあって『テストなしでやろう』となったんです。(サンラク役の)内田さんは失敗もほとんどなく一気にダーッ!といって。だから、終わった時は拍手が上がって、スタッフさんとも『いいものを見ましたね』となるぐらいでした。そういった意味では、内田さんやほかのキャストの方からいろいろな刺激を感じられる現場で、純粋にアフレコが楽しいですね」
今後は、登場するキャラクターも増え、声優陣の掛け合いもさらに楽しめそうだ。
「今後はエムルのきょうだいも登場します。すごく個性豊かなので、エムルがきょうだいと接した時の反応や変化を楽しんでほしいですね。やっぱりウサギたちは、ヴァッシュ(ヴォーパルバニーの長のヴァイスアッシュ)含めみんな可愛いので、全キャラのグッズを出して欲しいなと(笑い)。あと今後の見どころは、私の推しキャラの一人、サイガ-0(斎賀玲)、玲ちゃんですね。玲ちゃんも可愛いんですけど、サイガ-0として出てきてからもめちゃくちゃ可愛いんですよ! あんなゴツい見た目なのに可愛く見えるのは、やっぱり和氣ちゃん(和氣あず未さん)のお芝居、お声が相まってなんですけど、そこも期待していてほしいです」
声優陣がチャレンジングな姿勢で挑む「シャンフロ」。日高さん演じる可愛すぎるエムルの活躍からも目が離せない。
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