大奥 Season2:「どこを切り取っても美形」“瀧山”古川雄大の魅力 大勢の視線引きつける“求心力”が起用の決め手に

「ドラマ10『大奥 Season2』」第18話の一場面(C)NHK
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「ドラマ10『大奥 Season2』」第18話の一場面(C)NHK

 よしながふみさんの人気マンガを実写化した「ドラマ10『大奥』」(NHK総合、火曜午後10時)。大政奉還に至るまでの物語を描くシーズン2「幕末編」が放送中だ。制作統括を務める藤並英樹さんが、最後の大奥総取締・瀧山を演じる古川雄大さんの魅力や起用理由について語った。

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 ドラマは、若い男性のみに感染する奇病の影響で、男性の人口が女性の4分の1に激減した江戸時代が舞台。将軍職は女性へと引き継がれ「美男3000人」と称される男の世界になった大奥が描かれる。シーズン1が今年1~3月に、シーズン2「医療編」が10月3日から放送された。

 古川さん演じる瀧山は、元は芳町の陰間で、美しく整った容姿をしている。年季明けは学問に励み、自分のやりたいことが自由にできるようになる日を夢見ていたところ、阿部正弘(瀧内公美さん)に見いだされ、将軍・家定(愛希れいかさん)に仕えるため大奥入りする。持ち前の器量と権勢を発揮し、大奥の男たちを束ねていく。

 ミュージカルや舞台でも活躍する古川さんを瀧山役に起用した理由について、藤並さんは「華があって、人を引きつける力のある俳優さんは誰だろうと考えたときに、大きな舞台の上でも大勢の観客の視線を引きつけて離さない古川さんが適任だと考えました」と説明する。

 「もちろん美形であるということもありますが、古川さんが持つ求心力や人を引きつける“陽”の部分が起用の決め手になりました。古川さんは本作が時代劇初出演ということで最初はすごく緊張されていましたが、古川さんが持つ品の良さや明るさなど、瀧山と重なる部分があるので、あまり型にはまらず、自然体のまま演じていただきたいというお話をしました」

 古川さんが演じる瀧山は「いい意味で、想像していたよりチャーミングだった」という。

 「僕が思っていた以上に、古川さんはいろいろな表情を出してくださいました。かっこいいよりも可愛い印象が強く、皆さんにも原作よりも“可愛い”瀧山を堪能していただきたいです。また、16話(11月7日放送)では、瀧山の陰間時代を演じるにあたり、古川さんが花魁(おいらん)姿で登場しました。とても華やかで、どこを切り取っても美形なので、そこもぜひ楽しんでいただけたらうれしいです」

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