ドラマ1週間：「おっさんずラブ―リターンズ―」来年1月5日スタート　レギュラー9人が続投　日テレ“日曜ドラマ”は門脇麦が主演

　1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（11月18～24日）は、来年1月期の連続ドラマ「おっさんずラブ―リターンズ―」（テレビ朝日系、金曜午後11時15分）の初回放送の日程が決まり、レギュラーキャスト9人が続投する話題、1月期の日本テレビ系の日曜ドラマ「厨房のありす」（午後10時半）で、門脇麦さんが発達障害・自閉スペクトラム症の料理人、八重森ありす役で主演を務めることが話題になった。前後編で取り上げる。

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　俳優の田中圭さんが主演するテレビ朝日系の連続ドラマ「おっさんずラブ―リターンズ―」（金曜午後11時15分）の初回放送が、2024年1月5日に決まったことが18日、明らかになった。また、田中さん、吉田鋼太郎さん、林遣都さんと共に、2018年に放送された連続ドラマ「おっさんずラブ」のレギュラーキャストだった9人全員が引き続き出演することも発表された。新たに続投が発表されたのは、内田理央さん、眞島秀和さん、大塚寧々さん、金子大地さん、伊藤修子さん、児嶋一哉さんの6人。ドラマは、2018年の“初代おっさんずラブ”の続編。初めて人を愛する気持ちを知った春田創一（田中さん）、春田の思いを汲（く）んで背中を押す道を選んだ黒澤武蔵（吉田さん）、そして春田と結ばれた牧凌太（林さん）……あれから5年、コロナ禍を乗り越えて、3人と彼らを取り巻く6人の日々を描く。

　俳優の仁村紗和さんが主演を務め、12月4日から放送される連続ドラマ「SHUT UP」（テレビ東京系、月曜午後11時6分）に、一ノ瀬颯さん、ダンス＆ボーカルグループ「超特急」の草川拓弥さんが出演することが19日、明らかになった。仁村さん演じる苦学生の田島由希は、同じ境遇にある川田恵（莉子さん）、工藤しおり（片山友希さん）、浅井紗奈（渡邉美穂さん）と共に寮生活を送っている。そのうちの一人の妊娠が分かるが、相手の男性はばかにするだけで向き合ってくれない。彼女たちは“自分たちなりのやり方”で立ち向かうことを決意する……と展開するクライムサスペンス。一ノ瀬さんは、大手飲食会社を営む父を持ち、恵としおりが所属するインカレサークルを立ち上げた将来有望な大学生、鈴木悠馬を演じる。また、草川さんは、由希の大学の同級生、宇野陽太を演じる。

　2024年1月にスタートする日本テレビ系の日曜ドラマ「厨房のありす」（午後10時半）で、俳優の門脇麦さんが発達障害・自閉スペクトラム症の料理人、八重森ありす役で主演を務めることが20日、分かった。「King & Prince」の永瀬廉さんが、ありすの店でバイトする“謎の青年”酒江倖生役、俳優の大森南朋さんがありすの父親でゲイの大学教授、八重森心護役で出演する。ドラマは舞台演出家、映画監督の玉田真也さんによるオリジナル脚本。門脇さんは「ありすはコミュニケーションは苦手だけど、不器用ながら一生懸命な女の子。料理を化学式で説明するシーンも多く、かみまくってしまうのではないかと危惧するほど、せりふが少しややこしそうです。でも、ストーリーが冬にぴったりの、心がほっこりするドラマになるのではないかと、今からワクワクが止まりません」と語っている。

　アイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバーで、女優の鞘師里保さんが、2024年1月10日放送開始の連続ドラマ 「推しを召し上がれ～広報ガールのまろやかな日々～」（テレビ東京、水曜深夜1時）に主演することが20日、明らかになった。鞘師さんが地上波連続ドラマで主演を務めるのは初めて。ドラマは、「校閲ガール」など話題作を手がけた、宮木あや子さんの小説「令和ブルガリアヨーグルト」（KADOKAWA 、11月29日発売予定）が原作。鞘師さんが演じるのは主人公の朋太子由寿（ほうだいし・ゆず）は、就職活動中に読んだヨーグルトを題材にした創作小説にハマり、小説に登場する乳酸菌“ブルガリア菌”の大ファン。入社した老舗食品メーカー「明和」では、本社広報部に勤務し「明和ヨーグルト」50周年特集の社内報の記事を担当する。ヨーグルトがベストセラー商品となった裏側にある人間ドラマに引き込まれ、自らも成長していく……という新人“広報ガール”の奮闘の物語だ。

　俳優の森川葵さんが、小芝風花さん主演で2024年1月スタートの木曜劇場「大奥」（フジテレビ系、木曜午後10時）に出演することが20日、明らかになった。森川さんは大奥で、京から嫁いできた閑院宮直仁親王の娘、倫子（小芝さん）の付き人となる御中臈（おちゅうろう）のお知保（おちほ）を演じる。倫子や付き人のお品（西野七瀬さん）に度重なる嫌がらせをし、大奥の洗礼を浴びせる役どころ。主演の小芝さんとは今作が初共演となる。森川さんは「出演が決まったときは、“やってやるぞ！”という気持ちの半面、これまでの『大奥』の出演者の方々と比較されるのかな……と思うと押しつぶされそうになります（苦笑）。でも、この作品を乗り越えたら、きっと新しい世界が見えてくると思うので、ワクワク感と楽しみもあり、両極端の感情が自分の中にあります。精いっぱい頑張りたいと思っています」と語った。

　お笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造さん主演で、サウナブームの火付け役にもなった人気ドラマのスペシャル版「サ道2023SP」（テレビ東京）が12月24日午後4時から放送されることが20日、分かった。プライベートでもサウナ好きの原田泰造さん、三宅弘城さん、磯村勇斗さんの3人が今作も登場する。サ道は、タナカカツキさん原作「マンガ サ道」（講談社）を実写化し、2019年7月期（テレビ東京ほか）でシーズン1がスタート。2019年12月、2021年2月にスペシャル版、2021年7月期に再度連続ドラマとして「サ道2021」が放送。昨年12月に続き、今年も年末スペシャルで放送する。原田さんは「今年もナカちゃんになれることがうれしい。偶然さんと蒸し男くんに会えることがうれしい。3人でととのえることが何よりうれしい。皆さん一緒にととのいましょう」とコメントした。

　人気グループ「NMB48」の山本望叶（みかな）さんが、2024年1月13日放送開始の連続ドラマ「アイドル失格」（BS松竹東急、土曜午後11時）で主演を務めることが20日、明らかになった。グループの安部若菜さんが初めて執筆に挑んだ同名小説（KADOKAWA）が原作で、アイドルに恋愛感情を抱く「ガチ恋オタク」と、不動のセンターとして輝く「アイドル」という出会ってはいけない2人の恋と成長を描いた青春ストーリー。山本さんは「若菜の書いた小説がドラマ化することもですし、そのドラマに自分も出演させていただけること、しかも主演ということで、聞いた後は5日間くらい夢見心地でした。演技の経験は少ないですが、ずっと演技のお仕事がしたいと思っていました。分からないことだらけで不安な気持ちもありますが、こうして悩むことも夢だったので、すごくワクワクしています！」と抱負を語った。