趣里さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ブギウギ」（月～土曜午前8時ほか）の第45回が12月1日に放送された。本編終了後に公開された第10週「大空の弟」（12月4～8日）の予告編に、「不穏すぎる」「胸がザワザワする」と視聴者が反応した。

あなたにオススメ

2027年大河ドラマ主人公・小栗忠順とは？　近代日本に欠かせない人物

　第45回では、羽鳥（草なぎ剛さん）から茨田りつ子（菊地凛子さん）の公演のチケットをもらったスズ子（趣里さん）が、りつ子のステージに感動。自分の楽団を率いて、覚悟を持って歌うりつ子は、スズ子を「人の歌に感動なんかしてないで歌いなさい。こんなご時世いつ歌えなくなるか分からないのよ」と鼓舞した。

　その帰り道、おでん屋で梅吉（柳葉敏郎さん）が酔い潰れていた。スズ子は、梅吉がけんかで迷惑をかけたことを店主の伝蔵（坂田聡さん）に謝罪するが、実は梅吉はスズ子の悪評を口にしていた客に殴りかかったのだという。

　梅吉から「（ツヤは）お前の歌好きやった。聴いてる思うで。お前の歌聴かせたやれ」と言われ、スズ子は自分の楽団を立ち上げると決意。梅丸楽劇団でバンマスだった一井（（陰山泰さん）をスズ子が誘い、一井が笑顔で受け入れた場面でドラマは幕を閉じた。

　その直後、第10週「大空の弟」の予告編が流れ、「六郎が……」と梅吉が力なくつぶやく姿や、「歌がまともに歌われへんねん」とスズ子がステージ上で膝から崩れ落ちる姿、茨田りつ子が「この世がどうあろうと絶望に打ちひしがれようと歌うことは生きること」と話すシーンなどが描かれた。

　この次週予告に、SNSでは「タイトルだけで泣ける」「希望が生まれた瞬間に次週予告がそれを殴りつけてくる。『大空の弟』って、六郎……」「見たとたんに涙がぶわってなって、悲しいの通り過ぎて怒りに変わった」「六郎、無事に帰ってきてまた亀たちとのんびり暮らしてほしいよ」といった声が上がっていた。