ブギウギ:戦死した六郎の“回想シーンなし”演出が話題に 視聴者「スズ子の信じられない気持ちを共有」「制作陣の英断」

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で花田六郎を演じる黒崎煌代さん(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で花田六郎を演じる黒崎煌代さん(C)NHK

 趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第47回が12月5日に放送され、戦死した六郎(黒崎煌代さん)の回想シーンが登場しない演出が、視聴者の間で話題となった。

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 第47回では、六郎が戦死したことを知ったスズ子。突然の出来事に、スズ子と梅吉(柳葉敏郎さん)は現実を全く受け入れられないまま一晩を過ごす。

 翌朝、チズ(ふせえりさん)が心配する中、スズ子はいつものように楽団の事務所へ向かう。事務所に先回りしていた小夜(富田望生さん)は、楽団員たちに事情を説明し、スズ子はしばらく休むだろうと伝えるが、そこにスズ子が何事もなかったようにやって来て……と展開した。

 劇中では、六郎の死を受け入れられない梅吉とスズ子が悲しみに打ちひしがれる姿が描かれたが、スズ子が六郎への思いを語る場面でも、六郎の回想シーンが挿入されることはなかった。

 回想シーンなしの演出に、SNSでは「演出すばらしい。スズ子の信じられなさ、空虚さを視聴者にも共有させる」「回想入れていくらでも泣かせにかかることができるのにしない制作陣の英断よ……」「回想入れたら一発でお涙頂戴できるところをやらなかった。だってまだ六郎がいなくなったなんて梅吉さんもスズ子も受け入れてないから」「それでも視聴者はスズ子と一緒にピュアな六郎の姿を思い出さずにはいられないんだよ」といった声が上がっていた。

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