西島秀俊:セイコー創業者“服部金太郎”の生涯描くドラマで主演 父から譲り受けた愛用時計も「グランドセイコー」(コメント全文)

2024年3月放送「テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』」で主演を務める西島秀俊さん=テレビ朝日提供
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2024年3月放送「テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』」で主演を務める西島秀俊さん=テレビ朝日提供

 俳優の西島秀俊さんが、2024年3月にテレビ朝日系で放送される「テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻』」で主演を務めることが分かった。楡周平さんの小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」(集英社、2021年)の実写化で、国産初の腕時計を作り上げた「セイコーグループ」の創業者・服部金太郎の波乱の生涯を描く。

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 洋品問屋の丁稚(でっち)だった金太郎は、常に時代の先々を読み「義理」「人情」「恩義」を大切にしながら一歩ずつ夢を叶(かな)えていき、「東洋の時計王」と呼ばれるまでに。しかしその人生は、火災や震災など数々の困難に襲われた。「禍(わざわい)を転じて福と為す」を実践した、希代の起業家の一代記をスペシャルドラマで届ける。

 西島さんは、演じる金太郎について「明治、大正、そして昭和を生きた人物ですが、現代に通じる、それぞれの人にはそれぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思います」と指摘し、「未来を見据える姿勢というものに憧れを抱いています」とリスペクトの思いを語る。

 「これは出来過ぎた話だと思われるかもしれませんが、父がずっと『グランドセイコー』を付けていて、僕が仕事をするようになったころにそれをもらい、今も愛用しています。ですので、個人的にもセイコーというブランドには思い入れがあります」と、愛用時計の秘話も明かした。

 そして「これは、明治、大正、昭和という時代を生き抜き、新しい価値観を築き上げた男と仲間たちの物語です。現在も、いろいろな価値観が新しく生まれている激動の時代だと思いますが、そんな中、明日への希望や勇気がもらえる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!」とアピールした。

 脚本は、映画「凶悪」(2013年)で日本アカデミー賞「優秀脚本賞」を受賞し、その後も映画「東京リベンジャーズ」シリーズ(2021~23年)など数々のヒット作を手掛けてきた高橋泉さんが担当。演出は、テレビ朝日系連続ドラマ「妖怪シェアハウス」(2020年)や「書けないッ!? ~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」(2021年)などで知られる豊島圭介監督が務める。

 ◇西島秀俊さん(服部金太郎役)コメント

 今回のお話をいただいた時は、セイコーという企業のことはもちろんよく知っていますが、小さなところからいかにして大きく成長していったのか、ひとりの男の一代記を通して描いていくということにすごく興味を抱き、ぜひ参加したいと思いました。

 脚本を読ませていただいて、服部金太郎の一代記ではあるのですが、激動の時代に生きながら、その時代を先読みし、新しい価値観を作って自身も会社も成長を遂げていくというダイナミックさが詰まっていて、改めてこの役を演じてみたいと思わせていただきました。

 演じさせていただく金太郎は、明治、大正、そして昭和を生きた人物ですが、現代に通じる、それぞれの人にはそれぞれ生かすことができる場所があるという適材適所を当時から理解されていらっしゃると感じました。その中で人とつながり、ともに成長していくという現代的なセンスを持ってらっしゃる方だと思いますし、未来を見据える姿勢というものに憧れを抱いています。

 実は、これは出来過ぎた話だと思われるかもしれませんが、父がずっと「グランドセイコー」を付けていて、僕が仕事をするようになったころにそれをもらい、今も愛用しています。ですので、個人的にもセイコーというブランドには思い入れがあります。

 現在、順調に撮影は進んでいますが、今回は時代物ということで、俳優の皆さん、スタッフの皆さん、それぞれとても丁寧にシーンを撮っています。また、登場するキャラクターの個性が本当に強く、魅力的ですので、演技の場で起こるケミストリーや、特別な瞬間を楽しみながら、毎日撮影に励んでいます。

 これは、明治、大正、昭和という時代を生き抜き、新しい価値観を築き上げた男と仲間たちの物語です。現在も、いろいろな価値観が新しく生まれている激動の時代だと思いますが、そんな中、明日への希望や勇気がもらえる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!

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