「妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)」で知られる故・藤原ここあさんのラブコメディーマンガが原作のテレビアニメ「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」が、7月から放送されることが分かった。メインキャストも発表され、小野友樹さんが悪の参謀のミラ、中原麻衣さんが魔法少女の深森白夜(みもり びゃくや)をそれぞれ演じることが分かった。小野さんと中原さんは2015年に発売されたドラマCDでも同役を演じており、約9年の時を経て再びミラと白夜を演じることになった。キャラクターデザインの飯塚晴子さんによる描き下ろしティザービジュアルも公開された。
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ミラ役の小野さんは「2015年に発売されたドラマCDに出演させていただき、9年の歳月とさまざまな方の思いを経て、この度のアニメ化。再び参加させていただけることを、心からうれしく思います。いま改めて演じさせていただいても感じる、作品の温かさ、クスッと笑っちゃう面白さ。収録の日々を楽しませていただいております。藤原ここあ先生に、届きますように」とコメントを寄せている。
白夜役の中原さんは「ドラマCDから9年という月日を経てのアニメ化! そして、また白夜ちゃんを演じることができてとてもうれしいです! アフレコにあたって、久しぶりに原作を読み返してみたのですが、あの頃感じたまま色あせず、本当に面白い作品です。この世界観がアニメーションでどのようになるのか、楽しみで仕方ありません! ぜひ応援していただけるとうれしいです!」と話している。
「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」は、「ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス)で2013~15年に連載されたラブコメディーマンガ。世界を滅ぼそうとする悪の参謀・ミラが、世界を守るために戦う魔法少女・白夜に一目ぼれしてしまう……という展開。敵対するはずの二人の“殺し愛(あ)わない”日々がコミカルに描かれた。作者の藤原さんが2015年に急逝したため絶筆となった。コミックスが第3巻まで発売されている。
アニメは、劇場版アニメ「海辺のエトランゼ」などの大橋明代さんが監督を務め、「ギヴン」などの綾奈ゆにこさんがシリーズ構成・脚本、「王様ランキング」などのMAYUKOさんが音楽を担当する。アニメ「妖狐×僕SS」と同じく飯塚さんがキャラクターデザインを担当。「交響詩篇エウレカセブン」「僕のヒーローアカデミア」などのボンズが制作する。
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