藤子・F・不二雄:テレ朝で生誕90周年特番 「パーマン」「チンプイ」放送 MCに麒麟・川島明、BEYOOOOONDS山崎夢羽

2月18日放送の藤子・F・不二雄さんの生誕90周年特別番組「『好き』から生まれた藤子・F・不二雄の世界」に出演する川島明さんと「BEYOOOOONDS」の山崎夢羽さん
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2月18日放送の藤子・F・不二雄さんの生誕90周年特別番組「『好き』から生まれた藤子・F・不二雄の世界」に出演する川島明さんと「BEYOOOOONDS」の山崎夢羽さん

 人気マンガ「ドラえもん」などで知られる故・藤子・F・不二雄さんの生誕90周年を記念した特別番組「『好き』から生まれた藤子・F・不二雄の世界」が、テレビ朝日系で2月18日午前10時から放送される。藤子さんが生前「僕は、すべてにおいて“好き”であることを優先させてきました」と語っていたことから、「好き」をテーマに藤子さんの作品の世界をひもとく。貴重な「パーマン」「チンプイ」のアニメ映像が特別放送される。

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 番組は藤子さんの記念館「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」(川崎市多摩区)の全面協力の元、撮影された。「ドラえもん」の大ファンで知られるお笑いコンビ「麒麟」の川島明さん、アイドルグループ「BEYOOOOONDS」の山崎夢羽さんがMCを務め、「ドラえもん」で出木杉を演じる同局の萩野志保子アナウンサーがナレーションを担当する。

 川島さん、山崎さんが「ドラえもん」愛を語るほか、3月1日公開の劇場版アニメ最新作「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)」も特集する。山崎さんは最新作について「クラシック音楽をテーマにしているというのを知った時から、ずっとずっと楽しみにしていました」と大興奮。川島さんも「マジで映画館で見た方がいい!」と絶賛し、「好きが全部のルーツになっていて、もう一度マンガを全部読み直してみたくなった!」と語る。

 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム内のFシアターで2月21日から上映されるオリジナル短編アニメ最新作の予告映像も公開される。

 ◇川島明さんのコメント

 ぼくにとって、ドラえもんは“一生の趣味”やなと思っていて、フィギュアも100体以上持っていますが、同じくらい熱量のある山崎さんとこの番組に出られてよかったです。大変ありがたいですね。山崎さんたち若い世代の方は、まずリメーク版の映画を見てから、前作を見たりするんですよね。今は簡単に二つの作品を見比べることができる時代なので、そういう楽しみ方があるということも、この番組を見たら感じると思います。世代をこえて楽しめるのが、映画ドラえもんのいいところだなと改めて思いましたね。

 最新作「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」では、のび太はもちろん、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんにもあんなにプロ並みの楽器の腕前があったのは新しい発見でしたね。劇中では、全員で演奏して戦うシーンがあるのですが、打撃のようなバトルではなく、演奏というオーケストラで表現されていて、クライマックスのシーンでもあるんですけども、“音楽の力を信じよう!”という思いが伝わってきて本当に泣けるんですよ。そこの名シーンは、絶対に劇場の音圧で浴びていただきたいです。しばらく頭の中にあのメロディーがこびりつきましたし、自然と「楽器をやりたい」って思うきっかけになる作品だと思いますね。そして、この世に音楽がなかったら、こんなに不幸になるのかと思うくらい、普段からぼくたちの生活は、音楽というものに救われていたんだなと再確認できました。

 ぼくが特に好きな映画を一つ挙げるとすれば、1985年公開の「ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」です。この映画はスネ夫がフィーチャーされていて、コンプレックスとして背が低いというのがあるのですが、この作品では敵が小さいので、スネ夫たちは巨人となって戦うんです。ぼく自身、中学生で140センチくらいしかなくて、クラスでもいちばん前だったのですが、その当時にあの映画を見て、すごく勇気を与えてもらいましたね。同じようなコンプレックスを抱えていた子たちは、とても勇気づけられたんじゃないかなと思います。

 ◇山崎夢羽さんのコメント

 川島さんがいらっしゃるのに、わたしがMCなんて……と恐縮していましたが、たくさんサポートしていただき、大変ありがたかったです。F先生の作品は、ドラえもん以外はあまり知らなかったので、今回の収録で気になった作品がたくさんありました。どの作品の話を聞いても、やっぱりドラえもんとつながっているところがたくさんあるので、他の作品を見ても楽しいんだろうなって思いますね。今回の放送では、「パーマン」と「チンプイ」のエピソードが放送されるというのが見どころです。私は実際にテレビでは見たことがなかったので、今回、テレビで見られることはとても貴重だと思います!

 これまで、ドラえもんのひみつ道具って“カメラ”が多いなとずっと思っていたのですが、番組の中で、先生の「好き」というキーワードをたくさん見て、確信に変わりました! 先生が「好き」なものだから、カメラのひみつ道具がたくさんあるんだなと改めて発見しました。私が一番好きなカメラのひみつ道具は、「きせかえカメラ」です。着替えたいものにすぐに着替えられる、いろいろな服を着られるというところが魅力ですね。それは、アイドルをやっている私自身の夢や理想でもあるんです。そう考えると、私の人生とドラえもんはいろいろつながっているなと思います。

 「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」は、音楽をテーマにしていると知った時から、もうずっとずっと楽しみにしていました! 私も本当に音楽が大好きで、劇中の素晴らしいオーケストラの演奏をずっと緊張しながら見たので、改めてもう一度、落ち着いて見たいなと思います。また、映画の中で、のび太くんが一生懸命に楽器を練習して、みんなに追いつこうとしている姿に勇気をもらえました。のび太くんはいつも、頑張ったことはちゃんと結果につながるんだよ!ということを教えてくれるので、今回も私も頑張ろう!と改めて気合が入りましたね。

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