市村優汰:父・正親とドラマ初共演 「不思議な感覚でした」 NHK「SF短編ドラマ」で

6月10日放送の「タイムマシンを作ろう」のビジュアル(C)NHK
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6月10日放送の「タイムマシンを作ろう」のビジュアル(C)NHK

 藤子・F・不二雄さんのマンガ「SF短編」シリーズが原作のNHKのドラマシリーズ「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」のシーズン3が、6月9日からNHKの「夜ドラ」枠(総合、月~木曜午後10時45分)で放送されることが分かった。6月10日の放送では、市村優汰さんと市村正親さん親子が初共演を果たす。

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 6月9日は恋人ふたりとヤクザ組長の身体がめまぐるしく入れ替わる「換身」、10日は、突如現れた未来の“自分”からの要求「タイムマシンを作ろう」、11日はある山での体験を機に“俺”が増殖する「俺と俺と俺」、12日は奇跡を起こす能力を身に着けたと信じる男の物語「ミラクルマン」が放送される。

 「換身」は尾上松也さん、のんさんらが出演。「タイムマシンを作ろう」は市村さん親子や佐戸井けん太さんらが出演。「俺と俺と俺」は矢本悠馬さん、山崎紘菜さんらが出演。「ミラクルマン」は前野朋哉さん、柄本時生さん、玉城ティナさんらが出演する。

 「藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ」は、藤子さんの生誕90周年を記念して制作。藤子さんがライフワークとして執筆していた110作品超のシュールで味わい深いSF短編の中からセレクトし、ドラマ化する。シーズン3は2025年3月からBSP4KおよびNHK BSにて放送。全12回のうち4回が「夜ドラ」枠で放送される。

 ◇市村優汰さんコメント

 ドラマで親子共演をすることが出来て不思議な感覚でした。藤子・F・不二雄さんの作品の実写化に出演させてもらえるのは光栄だと思ったし、SF 作品を僕自身が好きなので、やっていて楽しかったです。原作を知っている方も楽しんでいただける作品になっていると思いますのでぜひご覧ください。

 ◇市村正親さんコメント

 未来の松井を演じてみて、自分があんなに老けているのはがっくりですが、心は変わっていないのかなと感じました。人間、姿形が変わっても心は変わらずにありたいものですね。今回の作品は、未来的だけどその中に日常があるんだなとしみじみと感じられる世界で、この想像の世界を描けるF先生に尊敬の念を抱きました。親子で初共演…恥ずかしながらこんな面白い作品はないです。自分の息子が親に向かって「成れの果てはこんな顔なのか」と言った時はショックと同時に、「お前もいつかこうなるんだぞ」と喜びも生まれました。「僕は僕なりに生きてきた。お前も僕とは違った道でもいいから楽しい人生を送ってほしい」という気持ちです。F先生の描く、未来の中の日常の話になっています。市村親子が演じるやりとりは滑稽で面白く、そしてほっこりしているのでどうぞお楽しみください。

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