黒執事：10年ぶりテレビアニメ新シリーズ　小野大輔「ご褒美のよう」

　枢やなさんのマンガが原作のアニメ「黒執事」の新シリーズ「黒執事 -寄宿学校編-」のイベントが3月24日、東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催中の国内最大級のアニメイベント「AnimeJapan（アニメジャパン） 2024」で行われ、セバスチャン・ミカエリス役の小野大輔さんらが登場。テレビアニメの新シリーズは2014年放送の「黒執事 Book of Circus」以来、約10年ぶりとなり、小野さんは「こうして皆さんにテレビシリーズでお会いできるということは、本当にご褒美のように感じています」と喜びを語った。

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　小野さんは「応援してくださっている皆さんの熱い思いに応えるべく、新しいキャスト、新しいスタッフ、そしてずっとずっと『黒執事』に携わっているメンバーみんなが魂を込めて制作に取り組んでおります」と話し、「必ず期待に応えてみせます。それくらいのことができなくてどうします？　あくまで、執事ですから」とセバンチャンの決めぜりふを交えながら新シリーズへの手ごたえを語り、会場を沸かせた。

　イベントには、エドガー・レドモンド役の渡部俊樹さん、ロレンス・ブルーアー役の榎木淳弥さん、ハーマン・グリーンヒル役の武内駿輔さん、グレゴリー・バイオレット役の橘龍丸さんら4つの寮の監督生（プリーフェクト）“P4”のキャストも登壇した。

　「黒執事」は2006年9月から「月刊Gファンタジー」（スクウェア・エニックス）で連載中のマンガ。英国の名門貴族ファントムハイヴ家を舞台に、13歳のわがままな主人・シエルに仕える完全無欠の執事セバスチャンの活躍を描いている。全世界のシリーズ累計発行部数は3400万部以上。

　2008年10月～2009年3月にテレビアニメ第1期が放送され、「黒執事II」が2010年7～9月、「黒執事 Book of Circus」が2014年7～9月に放送。劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」が2017年1月に公開され、2014年に水嶋ヒロさん、剛力彩芽さんが出演する実写映画も公開された。

　新シリーズは、セバスチャン・ミカエリス役の小野さん、シエル・ファントムハイヴ役の坂本真綾さんが続投。シエルの元に女王から、英国屈指の名門寄宿学校・ウェストン校に通う親族・デリックほか複数人の生徒が音信不通になっているという手紙が届き、セバスチャンとシエルは事件を調査するためにウェストン校に潜入する……というストーリー。4月13日からTOKYO MXほかで放送。