連続ドラマW 完全無罪:奥田瑛二、北村有起哉の出演決定 主人公・広瀬アリスと対峙 7月7日から放送・配信スタート

「連続ドラマW 完全無罪」のポスタービジュアル =WOWOW提供
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「連続ドラマW 完全無罪」のポスタービジュアル =WOWOW提供

 広瀬アリスさん主演でWOWOWが7月に放送・配信する「連続ドラマW 完全無罪」に、元刑事役で奥田瑛二さんが、無実を主張する容疑者役で北村有起哉さんが出演することが分かった。併せて、ポスタービジュアルと特報映像も解禁された。

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 原作は、ドラマ化された「テミスの求刑」「両刃の斧」など社会派ミステリーで知られる大門剛明さんの同名小説(講談社文庫)。「星の子」「MOTHER マザー」などで知られる大森立嗣監督が脚本・監督を担当し、物語の舞台となる香川県で実際に撮影する。

 大手法律事務所に所属する期待の弁護士・松岡千紗(広瀬さん)は、21年前に香川県で起こった少女誘拐殺人「綾川事件」の冤罪再審裁判の担当に抜擢される。「綾川事件」と同時期に、立件されていない少女誘拐事件が他にも1件あり、千紗は誘拐された被害者の一人だった。

 千紗は10年ぶりに故郷・香川の地を踏み、容疑者・平山聡史(北村さん)と向き合う。弁護士としての職業倫理と、自分を殺めていたかもしれない男との過去、との狭間で千紗は葛藤する。一方「綾川事件」を担当していた元刑事、有森義男(奥田さん)もまた、平山が真犯人だと信じ、千紗と再審請求審で対峙する。

 奥田さんは「大森監督と聞いて、二つ返事で「演(や)る! と答えた」と語り、北村さんも「今回もやり甲斐のある役に挑戦させていただきました」と話している。

 解禁されたポスタービジュアルは、本作で起こる事件の舞台「怪物の家」で撮り下ろされ、不穏な空気が漂う1枚。特報映像も、ストーリーの重さと、シリアスな人間模様を暗示している。

 「連続ドラマW 完全無罪」は、7月7日から日曜午後10時にWOWOWプライムで放送(全5話、第1話無料放送)。WOWOWオンデマンドでは第1話放送後、全5話を一挙配信。

 ◇有森義男役・奥田瑛二さんのコメント

 大森立嗣監督と聞いて二つ返事で演(や)ると答えてしまった。ところが、クランクインが近づくにつれ精神混濁状態、平静を装い撮影開始となった。楽しい、つらい、うれしい、苦しい、七転八倒。NGのオンパレード、そんな小生を監督は優しく、強く粘ってくれた。助けられました。彼女(広瀬さん)は主人公の弁護士同様、常に真っすぐな視線、難敵である台本を見事に演じ切った。彼女の存在感にも小生、救われたのである。

 ◇平山聡史役・北村有起哉さんのコメント

 WOWOWのドラマではいつも一筋縄ではいかない難しい役をいただいております。今回もやりがいのある役に挑戦させていただきました。時には忠実に、時には独創的に自由に芝居ができたのも、緩急のある大森組の居心地が良かったからだと思います。そして広瀬アリスさんと2人きりで、何度か大変なシーンを撮りました。彼女のギリギリの震える演技がこちらにも伝播して、おかげで私も集中して演技をすることができました。

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