スーパー戦隊シリーズ第18作「忍者戦隊カクレンジャー」(1994~95年)の30年ぶりの新作「第三部・中年奮闘編」(全1話)が制作され、今夏にアプリサービス「TTFC(東映特撮ファンクラブ)」で配信されることが分かった。レギュラーキャストであるニンジャレッド/サスケ役の小川輝晃さん、ニンジャホワイト/鶴姫役の広瀬仁美さん、ニンジャイエロー/セイカイ役の河合秀さん、ニンジャブルー/サイゾウ役の土田大さん、ニンジャブラック/ジライヤ役のケイン・コスギさんの5人が再集結する。
ウナギノボリ
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「忍者戦隊カクレンジャー」は、スーパー戦隊初の“忍者”がテーマ。戦国時代に封印された妖怪たちが現代日本に再び現れ、隠(かくれ)流鶴姫家24代目の鶴姫は、猿飛佐助の子孫・サスケ、三好晴海入道の子孫・セイカイ、霧隠才蔵の子孫・サイゾウ、児雷也の子孫・ジライヤを招集し、忍者戦隊を結成。5人は平和を取り戻すため、妖怪退治の旅を始めて……というストーリー。第1話~第24話を「第一部」、第25話~最終話(第53話)を「第二部・青春激闘編」と二部構成で展開した。
今回は「第三部・中年奮闘編」と銘打ち、最終話のその後を描く「第54話」ともいえる正統続編となる。メインゲストとして、ロックバンド「Mrs.GREEN APPLE」のボーカル・ギターの大森元貴さんが出演することも発表された。
テレビシリーズの放送当時はまだ生まれていなかったものの、兄の影響で作品の大ファンだという大森さんは「兄の影響でずっと見ていた『カクレンジャー』に参加できて大変光栄でした。去年の夏ごろの撮影でしたが、『カクレンジャー』の皆さんが温かく迎えてくださって、めちゃくちゃ楽しかったです。夏の思い出になりました」とコメント。
鶴姫とも親しそうに話せる青年・吾郎役で「ちょっと変わった役なので、精いっぱい頑張って演じました。吾郎という人物の中身がたくさん届けばいいなと思っております。ぜひ楽しみにしていてください」とアピールした。
また、講談師の神田伯山さんが、講釈師として出演することも発表された。テレビシリーズでは故・三遊亭円丈さんが講釈師を務めていたが、「最もチケットが取れない講談師」と呼ばれる伯山さんが「カクレンジャー」に新たな風を吹き込む。
伯山さんは「『忍者戦隊カクレンジャー』は、亡くなられた落語家の三遊亭円丈師匠が講釈師役としてお出になっておられました。冒頭のその説明の面白いこと。数十年の時を経て、ホンモノの講釈師が申し上げることになりました。これも円丈師匠のおかげでございます。私はあんなに印象的には出来ませんが、何もかも光栄でうれしい限りです」とコメントを寄せた。
YouTubeチャンネル「東映特撮YouTube Officia」では、15秒の特報も公開。伯山さん演じる講釈師による「なんと、あいつらが帰ってくる!」の掛け声とともに、30年前が思い出されるような雰囲気のサスケ、児童養護施設を運営する鶴姫、派手なスーツを身にまとうセイカイ、猫丸クレープのTシャツを着たサイゾウ、そして今も戦い続けるジライヤが映し出され。新・忍び装束姿も登場する。
今作のメガホンをとったのは、数々の特撮作品を手掛けてきた坂本浩一監督。脚本は“カクレンジャー世代”の下亜友美さんが務めた。
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