原菜乃華:6月の「世にも奇妙な物語」でGP帯初主演 ホラー作「友引村」で「涼しくなっていただければ」

「世にも奇妙な物語’24 夏の特別編」の一編「友引村」で主演する原菜乃華さん (C)フジテレビ
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「世にも奇妙な物語’24 夏の特別編」の一編「友引村」で主演する原菜乃華さん (C)フジテレビ

 俳優の原菜乃華さんが、6月8日午後9時からフジテレビ系で放送される土曜プレミアム世にも奇妙な物語’24 夏の特別編」の一編で主演することが5月13日、明らかになった。原さんは「世にも奇妙な物語」に初出演にして初主演。ゴールデン・プライム帯のドラマにも初主演。

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 原さんが主演するのは、四つの“奇妙な”エピソードの一つのホラー作「友引村」。原さんが演じる、東京の大学に通うごく普通の大学生・藤崎凛は、大学で友人の高橋壮真(水沢林太郎さん)、日比野ヤマト(丈太郎さん)といつも一緒でなんら変わらぬ日々を送っていた。ある日、ヤマトが亡くなったとの連絡が入る。2人は葬儀に参加するため、ヤマトが生まれ育った山奥の“友引村”を訪れる。そこは、奇妙な風習に従って葬儀が行われている村で、2人が異様な光景に圧倒されていると、ヤマトの母から顔を見てやってほしいと声をかけられる。壮真がヤマトに対面する一方、凛は、顔を見られずその場を離れてしまう。実は、凛にはヤマトのことで秘密にしていることがあった……と展開する。

 同作について、原さんは「映像じゃなくて文字だけで見ても、こんなにしっかり怖いんだなと。人間の怖さみたいなのがしっかり出ているところが恐ろしいなと思いました」とコメントしている。

 「世にも奇妙な物語」は1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続けている。

 原さんらのコメントは以下の通り。

 ◇原菜乃華さんのコメント

 --今作への出演について。

 小さい頃から知っていて、見させていただいたりもした番組だったので、出演が決まった時はすごくうれしかったです。実は、小さい頃に何度も「世にも奇妙な物語」のオーディションに参加していたんです。だから、今回こうして出演することができて、本当にうれしいです!

 --台本を読んだ感想は?

 実はホラーが苦手で、素直に怖いなと……。映像じゃなくて文字だけで見ても、こんなにしっかり怖いんだなと思いました。撮影に入る前は大丈夫かな、怖くなっちゃったりするかなと思っていたのですが、ホラー作品の現場とは思えないほど和気あいあいとした現場で! その恐怖はどこかへいちゃいました(笑い)。今は、ホラー作品ってこういうふうに撮影するのね、と勉強させてもらいながら楽しく演じています。

 --「友引村」の魅力的なポイントについて。

 “村”です(笑い)! お化けが怖いとかそういうものじゃなくて、人とかコミュニティー集団が怖いというのがなんか一番怖いんじゃないかと思うような作品です。人間の怖さみたいなのがしっかり出ているところが恐ろしいなと思いましたし、そこがこのエピソードの魅力かなと思います。

 --視聴者の方へのメッセージを。

 心霊系とは違った、人間の怖さみたいなのがすごく詰まってる物語だと思います。暖かくなってきましたし、この“友引村”で涼しくなっていただければと思います!

 ◇演出の小林義則さんのコメント

 村物のホラー作品は、これまでいくつも映像化されていると思いましたので、なるべく既視感がないように撮りたいなと思っていました。そこで、リアルに山の中で、そして、実際に山の中にある建物を使って撮影しています。ホラーというと洋風なイメージがありますが、日本の閉鎖された村の中で起こる怖い話みたいなものを演出できたらと思いながら作っています。今回の“友引村”は、そこに住んでいる村人がちょっと気持ち悪く見えるように、そして、彼ら自身の気味悪さでホラー感を演出しています。視聴者の方に、主人公たちが“ヤバい村に足を踏み入れてしまった……!”という印象を持ってもらえたらいいなと思っています。そして、この作品の印象的なアイテムとして“人形”が出てきたり、視聴者の方に見えるのか見えないのか分かりませんが、そんな存在も……!? 細かいところまで目を凝らして見ていただけたらと思います。

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