ダンダダン
第12話「呪いの家へレッツゴー」
12月19日(木)放送分
活動12年目に突入した声優アイドルユニット「i☆Ris(アイリス)」の劇場版アニメ 「i☆Ris the Movie - Full Energy!!-」が5月17日に公開された。アニメは、i☆Risが突如、 なりたいものに何にでもなれる世界・リスリスランドに連れていかれるが、そこは“歌”がなくなった世界で、“歌”を取り戻してほしいと助けを求めることになる。「次の10年、私たちはどうなるんだろう」というi☆Risの思いが描かれ、ライブシーンも楽しめる。異例の声優アイドルユニットのアニメ化に、メンバーは何を思うのか? メンバーの山北早紀さん、芹澤優さん、茜屋日海夏さん、若井友希さん、久保田未夢さんに聞いた。
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山北さん どういうことなんだろう!?と一瞬考えました。でも、i☆Risじゃないとできない企画だなとも思いました。
芹澤さん 最初はなんで今?となりましたが、10周年で10年間の感謝の思いを込めた作品というお話でしたので、ファンの方への思いが積み重なった今だからこそできるものになればいいなと思いました。
茜屋さん 全く一緒ですね。なんで今? 後輩グループのアニメがあったので、羨ましいなとも思っていた時期も正直ありまして、忘れていた感情を思い出しました。最初は、どんなストーリーになるんだろう?と分からなくて、不安もあったのですが、蓋(ふた)を開けたら、10周年プロジェクトということだったので、納得しました。
若井さん 私もなんで?となりました。劇場版なので、結果を残さないといけないので、大丈夫ですかね?という不安もありました。ただ結果も大事ですが、それだけではなくて、10周年のメモリアルな作品という説明があり、ありがたいな!という気持ちが芽生えました。
久保田さん エイベックスがおかしくなっちゃった!? 何で今?とも思いました。私の中で、アイドルが映画になると言うと、ドキュメンタリーのイメージが強くて、アニメになるなら、どんな話になるんだろう?と疑問もあったのですが、リアルとファンタジーのバランスが絶妙で、私たちが歩んだ歴史が織り込まれていて、すごい作品を作っていただいて、ありがたい気持ちになりました。自分たちでライブシーンのモーションキャプチャーまでやるなんて、なかなかできないですし。
若井さん 私はより個性が出せるようにせりふを岐阜弁にしようと思って、台本は標準語だったのですが、アレンジさせていただきました。地元推しでいこうとしました。
久保田さん みんなが驚いている中、一人だけ冷静だったり、テンション感が私っぽいんです。楽屋の姿なんて、アニメの制作スタッフさんに見せたことないのに、何で分かるんだろう? 私たちも過去について聞かれたのですが、マネージャーさんが打ち合わせをすごくしていたみたいなんです。普段のi☆Risの5人の立ち位置、ボケとツッコミなどのバランスが描かれているんですよね。昔の自分が登場するシーンは、昔の顔になっていたり、細かいところまで描かれているんです。
茜屋さん 私は面白くなっています(笑い)。みんなのことはすごく特徴をつかんでいるな……と思っていたのですが、私はこう見えていたんだ!?となりました。多分、YouTubeをすごく見ていただいたんでしょうね。数年前にやっていたアゴネタなど小ネタが盛り込まれています。
山北さん 「おつかれさきさま」と全国の劇場で上映されることにワクワクが止まりません。「100点さきさまんてん」とか新しいワードもあって、私が言いそう!と脚本に驚きました。i☆Risにいる時はあんまり見せない「さきさマックスピュアハート」な部分もあります。長年一緒にいると、恥ずかしくて見せないけど、私ってやっぱこういうピュアで真っすぐな女なんだと再発見しました。なんでこんなに分かるんだろう? ほかのメンバーに見せていないのに! アニメでは、いいリーダーをしていて、ここ数年はメンバーに見せていなかった部分なので、メンバーは、本当はこんなんじゃない!と思ったかもしれませんね。
若井さん 私は、作り込んでいないさきさまだと感じたよ。
芹澤さん 「Seriko is No.1」という私、意外と自分がやってしまったことを気にする私が描かれていて、「芹澤ってそういうところがあるよね」とファンの方は感じるかもしれません。調子に乗りすぎて、迷惑をかけちゃうのも私っぽいかな?
芹澤さん 私といい勝負ですね! どっちも可愛い(笑い)。
-ーアニメで自身を演じる際に意識したことは?
芹澤さん プリプリ感は初期の自分のイメージを意識しました。山さんとの話すシーンは、アニメであることを忘れて、山さんに本当の気持ちをぶつけるつもりでした。一緒に収録していましたし、本当に会話をするように演じたところもあります。ファンに向けた言葉もライブのMCのように気持ちを込めていました。
茜屋さん やりやすかったです。あんまり気を張っていなくて、YouTubeの時に近いかもしれません。こんなに、スルスルと言葉が出てきて、言いやすいせりふばかりでした。制作スタッフの皆さんがすごいんです!
久保田さん アニメの中の私のテンション感が実際の私に似ていて、すごくやりやすかったです。初期の猫をかぶっていた時の自分を思い出すシーンもありました。あんまり作りすぎずに、普段通りしゃべっていました。
山北さん 確かに考えすぎずに直感で演じたところはあります。
若井さん みんなでアフレコをしていて、段々自然にリンクしていったところもありました。
--収録で苦労したことは?
山北さん 陰に隠れて泣く人間だから、泣くシーンはちょっと恥ずかしかったです。本人役だからですね。
若井さん ガヤが大変でした。30人くらいで何時間録(と)ったかな?というくらいで、本編が終わってからのガヤの収録が長かったです。
若井さん 初めましての声優さんだと「せーの!」で言うタイミングとかズレたりしますが、一発でそろいました。
茜屋さん ブレスで分かるんです。
芹澤さん 積み重ねです。体に染み付いているので。
芹澤さん 照れくさいこともできるんです。ドキュメンタリーだったら恥ずかしくてできなかったと思います。
若井さん 確かにそうですね。普段は言えないこともアニメだと言えたり。
久保田さん 実写だったら照れくさいけど、アニメだから素直に見られました。ファンタジー要素があるから、i☆Risを知らない人も老若男女が楽しめる作品になっていると思います。制作チームは「プリティーシリーズ」でご一緒させていただいた方が多いですし、私たちの強みが生かされています。
山北さん そうそう。超良かったです! 棺おけに円盤を入れてほしいくらい思い入れのある作品になりました。
芹澤さん みんなに見てほしい!と自信を持って言える作品になっています。本当にすごい! みんなも見て!
若井さん あまりそういうことを共有しないのがi☆Risなのですが……。
山北さん これ!というものは、正直ないんですよね。みんなが健康、元気で続けたいと思えるのであれば、続けまくってくれ! 唯一無二の存在でありたいとは思っています。「日々励まされている」「最後の希望だよ」と言ってくださるファンの方がいる限りは続けていきたいです。そこも五者五様と言いますか、一人一人の考え方が違うでしょうし、そんな中で10年以上成り立っているのは、奇跡だと思っています。
芹澤さん 私たちが続けたいから続けていて、長く続けてきてよかったですし、ファンの方にもそう思っていただいていることを感じています。この劇場版で、こんなことができるのはi☆Risだけしかいない!と思っていただけるとうれしいです。
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