有村架純:8年ぶり“月9”でヒロインに 目黒蓮演じる主人公の現在の恋人役 7月期「海のはじまり」

目黒蓮さん主演の“月9”ドラマ「海のはじまり」にヒロイン役で出演する有村架純さん (C)フジテレビ
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目黒蓮さん主演の“月9”ドラマ「海のはじまり」にヒロイン役で出演する有村架純さん (C)フジテレビ

 俳優の有村架純さんが、「Snow Man」の目黒蓮さん主演で7月期に放送される“月9”ドラマ「海のはじまり」(フジテレビ系、月曜午後9時)にヒロイン役で出演することが5月20日、明らかになった。有村さんは、突然血のつながった6歳の娘がいることを知らされた主人公・月岡夏(目黒さん)と交際中の恋人、百瀬弥生を演じる。

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 有村さんは、2016年1月期に放送され、民放の連続ドラマ初主演かつ“月9”初主演を果たしたドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来8年ぶりの“月9”出演。目黒さんとは映画「月の満ち欠け」(2022年)以来2年ぶりの共演となる。

 「海のはじまり」は、脚本を生方美久さん、演出を風間太樹さんらが担当し、プロデューサーを村瀬健さんが務める。人と人との間に生まれる愛と、そして家族の物語を丁寧に描く、“親子の愛”をテーマにした完全オリジナル作品。目黒さん演じる月岡夏は東京都内の印刷会社で働く28歳の青年。大学生だった時に付き合っていた交際相手で、別れて以来、7年も会っていなかった水季の死をきっかけに、自分と血がつながっている娘、海(泉谷星奈ちゃん)の存在を知ったことで人生が変化していく物語。

 有村さん演じる弥生は、化粧品メーカーの開発部で働く女性。仕事の関係で夏と出会い、交際が始まり3年がたち、そろそろ結婚も、となんとなく考え始めている。真面目できちょうめんな性格で、仕事でも、納得がいかないときには妥協することなく良いものを突き詰めていき、同僚からは“しっかりしている人”と思われている。そのため、年下である夏との交際について、会社の後輩から「百瀬さんほどしっかりしてる人だと、甘えやすいですもん。甘えることに罪悪感ないですもん」と言われることも。

 ある日突然、愛する人に、その人がかつて好きだった人との間に子供がいることを知った弥生が何を考え、どのように向き合っていくのか。揺れる心模様もドラマの重要なテーマになるという。

 有村さんが演じる弥生のキービジュアルも公開された。突然訪れた思いもよらない出来事に、戸惑いながらも向き合おうとする弥生の複雑な感情が表現されている。

 有村さんとプロデューサーの村瀬さんのコメントは以下の通り。

 ◇有村架純さんのコメント

 --「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来、8年ぶりの月9出演となります。村瀬(健)プロデューサーとも久しぶりのタッグとなりますが、出演にあたっての特別感などあれば教えてください。

 約1年前にこの物語に出会った時、人は円滑に生きていくために痛みに蓋(ふた)をするのかな、と感じました。誰かを思うことは決して楽ではない。私はこの作品が教えてくれることを知りたくなりました。プロデューサーの村瀬さんとは「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来、久々にご一緒させていただきます。お互いの変わらない心根も共有しながら、再び能動的に作品を作れることをうれしく思います。

 --弥生役の印象、演じる上での意気込みを教えてください。

 一つ一つを見落とさないように弥生を考え続けたいです。

 --視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

 キャストスタッフの皆さんと良い作品作りができるよう丁寧に向き合いたいと思います。よろしくお願い致します。

 ◇プロデュース・村瀬健さん(フジテレビ ドラマ・映画制作部)のコメント

 ようやく、有村架純さんとご一緒することができます。有村さんとは、彼女の連ドラ初主演作「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」以来、またご一緒したいとずっとずっと思っていました。「いつ恋」は、有村さんだったから多くの方の心に響いたと思っています。どんなに苦しい状況にあっても前向きにひたむきに生きる音を、優しさやあたたかさだけでなく、弱さももろさも含めて見事に演じ切ってくださりました。有村さんが音というキャラクターと丁寧に真摯(しんし)に向き合ってくださったおかげで、高良健吾さんが演じてくださった練、そして2人を取り巻く登場人物たちとの間でつむがれた物語がたくさんの方の心に響いたのだと思います。その後、いろいろなドラマや映画で見るたび、年齢を追うごとに素晴らしい女優さんになっていく姿を見ながら、もう一度ご一緒したいと思い続けてきました。その願いが今回、かないました。仕事としては8年ぶりにお会いした有村さんは、彼女の魅力の一つである“可憐(かれん)さの中にある凜とした強さ”を変わらず持ち続けていましたが、その強さの質が良い意味で変わった気がしました。なんというか、強靱(きょうじん)という意味での強さではなく、もっとしなやかな、やわらかさすら感じる不思議な強さを感じたのです。言葉にしにくいのですが、僕がずっと彼女に感じてきた稀有(けう)な魅力がより進化していると強く感じました。今回の弥生は、とてつもなく難しい役です。愛する人との結婚を考え始めていた矢先、その人にかつて好きだった人との間の子どもがいたことを知る。愛しているからこそ抱える感情、そして自分自身の人生と向き合いながら抱える誰にも言えない思い。このドラマのもう一人の主人公ともいうべき弥生を、有村さんがどのように演じてくださるのか。誰よりも信頼している彼女だからこそ、目いっぱいハードルを上げてお迎えしています。僕自身、楽しみでしかありません。

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