俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第20回「望みの先に」が、5月19日に放送され、ユースケ・サンタマリアさん演じる安倍晴明(はるあきら)の言動に視聴者の注目が集まった。
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第20回では、花山院(本郷奏多さん)の牛車に矢を放った一件で、一条天皇(塩野瑛久さん)が、伊周(三浦翔平さん)と隆家(竜星涼さん)に厳しい処分を命じる。定子(高畑充希さん)は兄弟の不祥事により、内裏を出ることを命じられる。
絶望のふちに立った定子は……と展開した。
道長(柄本佑さん)は、伊周と隆家について、子供の頃に屋敷の庭でよく遊んでやった甥(おい)であり、自分と姉の詮子(吉田羊さん)を呪詛したという話は信じられないとして、晴明に相談する。
しかし、晴明は「そのようなことは、もうどうでもよい」とし、いよいよ道長の世となり、誰も道長にはかなわなくなることの方が「大事」と説明。真に受けない道長だったが、晴明は「そのうちお分かりになりましょう」と思わせぶりで、道長から伊周と隆家が「この先、どうなるか?」と聞かれると、「隆家様は、いずれあなた様(道長)の強いお力となりまする」と予言。一方で、伊周については「あなた様次第にございます」と語るにとどめた。
SNSでは「なんでも知ってる晴明」「晴明さん本当に未来が見えてる?」「やはり全て見えてる晴明」「晴明の大予言!」などと視聴者は反応。さらに「晴明の『隆家様いずれ強いお力となります』は、大宰府での刀伊の入寇ことだよね」「隆家が刀伊の入寇で道長の力になるフラグを晴明が立てた」「刀伊の入寇示唆してて激アツなんですけど……歴史オタクの血が騒ぐ」と盛り上がっていた。
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
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