私のはじめて:見上愛、初芝居で苦戦 居残りで「ひたすら椅子から立つ練習」 初オーディションでの忘れられない出来事も

連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」に出演している見上愛さん
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連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」に出演している見上愛さん

 今をときめくスターやアーティストにも、初出演、初イベント、初ライブなど必ず存在する“はじめて”の瞬間。そんな未経験ならではのドキドキの瞬間を、本人に振り返ってもらうのが「私のはじめて」です。現在放送中の連続ドラマ「Re:リベンジ-欲望の果てに-」(フジテレビ系、木曜午後10時)でも抜群の存在感を放つ俳優・見上愛さんに、人生で初めてのお芝居や初オーディションの思い出を振り返ってもらいます。

ウナギノボリ

 ◇高校の演劇部で初めて芝居を経験

 私が初めてお芝居をしたのが、高校1年生の時でした。もともとは演劇関係の裏方の仕事に就きたいと思い、演劇部に転部したのですが、私も演者として次の作品に出演することになったんです。最初は、せりふを言いながら椅子から立ち上がるという簡単なことさえ全くできなくて、「なんで立たなきゃいけないんだろう?」「どうやったら立てるんだ?」って(笑い)。居残りで、ひたすら椅子から立つ練習をしていました。

 俳優のお仕事をやっていく中で、動きながら自然にせりふを言うこともできるようになりましたが、ある日、その演劇部での初めてのお芝居のことを思い出して、その時の自分がすごく正しかったように感じたんです。なんで立つのか分からないのに立っているのはおかしいし、その生理的な気持ち悪さって見ている人にも伝わる気がして。その時の感覚と気持ちをこれからも大事にしようと思いました。

 ◇初オーディションの写真撮影に困惑

 この仕事を始めて2カ月もたっていない頃、初めてオーディションを受けました。配信ドラマのオーディションだったのですが、「全身の写真を360度撮らせてほしいので、カメラの前で回ってください」と指示されたんです。

 私は記録用に写真を撮ることを知らなかったので、「なんで360度回るんだろう?」と不思議に思いながら、バレエみたいにくるっと回転しちゃったんです。そしたら「それだと写真を撮れないので、ゆっくり回って」と説明していただいて、「回転を見せる場じゃないんだ」と意図を理解しました(笑い)。そのときのことは、今でも忘れられません。

 ◇プロフィル

 みかみ・あい 2000年10月26日生まれ、東京都出身。2019年に俳優デビュー。連続ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)、 Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」など、数多くの話題作に出演。2022年からは「JRA」の年間プロモーションキャラクターに抜てきされ、一気に知名度を上げた。現在、主演映画「不死身ラヴァーズ」が公開中。放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」に藤原彰子役で出演。

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