テレビ朝日:韓国ヒットドラマをリメーク 松下奈緒、木村文乃、比嘉愛未、高橋メアリージュン、小雪が競演 7月期木曜ドラマ「スカイキャッスル」

松下奈緒さんが主演を務める7月期のテレビ朝日系木曜ドラマ「スカイキャッスル」ビジュアル=テレビ朝日提供
1 / 1
松下奈緒さんが主演を務める7月期のテレビ朝日系木曜ドラマ「スカイキャッスル」ビジュアル=テレビ朝日提供

 テレビ朝日が6月11日、7月期の木曜ドラマ(木曜午後9時)枠で、松下奈緒さん主演の「スカイキャッスル」を放送すると発表した。韓国のヒットドラマ「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」(2018~19年)のリメークで、木村文乃さん、比嘉愛未さん、高橋メアリージュンさん、小雪さんも出演。高級住宅街で暮らすセレブ妻たちの“ドロ沼バトル”を描く。

あなたにオススメ

 原作の「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」は、高級住宅街SKYキャッスルで繰り広げられる熾烈(しれつ)な競争と複雑な人間関係を描いたサスペンス。韓国での初回放送時の視聴率は1.7%だったものの、次第に反響を呼び、最終回の視聴率は23.8%を記録。当時の非地上波チャンネル歴代最高視聴率を塗り替え、大ヒット作となった。

 制作陣は、世界的ヒット作「梨泰院クラス」(2020年)を世に送り出した韓国の大手スタジオSLL。今回、「梨泰院クラス」の日本版リメーク「六本木クラス」(テレビ朝日系、2022年)の制作陣が、SLLと再タッグを組む。

 脚本は、フジテレビの「ショムニ」シリーズや「ウォーターボーイズ」シリーズ、TBSの日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(2021年)、映画「月の満ち欠け」(2022年)で知られる橋本裕志さんが手掛ける。

 松下さんが演じるのは、高級住宅地スカイキャッスルで暮らす専業主婦の浅見紗英(あさみ・さえ)。他の住民たちもうらやむ経歴と容姿だが「セレブ人生において致命傷になりかねない過去」を持つ、という役柄だ。

 松下さんは「以前、原作の韓国ドラマを見て、本当に面白いなと思っていたので、この作品をやるの!? と驚きました。(日本版は)全20話ある原作の面白いところを残しながら、いろいろな人物の気持ちをうまく乗せて物語に凝縮して。すごい物語設定で、すごい役柄だなとワクワクしながら、撮影に臨んでいます」とコメント。

 さらに「誰もが“周りに見せている自分とは違う自分”をもっていると思うんです。このドラマはそんな一筋縄ではいかない人たちを、いろいろな側面から描いた物語。内心悔しかったり、うらやましかったり……複雑な感情が入り混じった“実に人間らしいドラマ”です。人の不幸は蜜の味じゃないですけど、他人事のように見ていただいても面白いし、はたまた自分に置き換えて見ていただいても面白いと思います」とアピールした。

 テレビ朝日の浜田壮瑛プロデューサーは「見栄、プライド、野心、愛憎。ドッロドロ、バッチバチのぶつかり合いに、妻たちがひた隠す、秘密。スカイキャッスル内で起こったある謎多き事故をめぐる骨太ミステリー。そして、豪華キャストたちの競演。見どころをぎっしり凝縮させた予測不能のノンストップ衝撃作が、新たに誕生します。SLL全面協力のもと、舞台を日本に移して世界初リメークが実現しました。ぜひご期待ください」とコメントした。

 ▽主な登場人物(キャスト敬称略)

 ・浅見紗英(あさみ・さえ、39)松下奈緒/スカイキャッスルで医師の夫、娘2人と暮らす専業主婦。親子3代を医師にしたい姑(しゅうとめ)の期待に応えるべく、長女・瑠璃を超難関の帝都医大付属高校に合格させることが人生最大のミッション。合格のためなら時に手段も選ばないほど、すべてをかけている。日々の振る舞いに隙はなく優雅。経歴も容姿も完璧に見えるが「セレブ人生において致命傷になりかねない過去」を隠している。

 ・南沢泉(みなみさわ・いずみ、39)木村文乃/小説家。児童養護施設を運営していた両親のもと、素朴で気さく、かつ思いやりのある性格に育った。実直で、曲がったこと、おかしいと思ったことがあると放っておけない。医師の夫、1人息子と仲睦まじく暮らすが、複雑な家庭の事情を抱えている。他の母親たちとは違い、息子の自主性を尊重。それが原因で、スカイキャッスルの母親たちから冷遇されることもある。

 ・二階堂杏子(にかいどう・きょうこ、38)比嘉愛未/スカイキャッスルの住民で、才色兼備の専業主婦。大学院在学時に妊娠が発覚し、夢をあきらめ中退、医師と結婚した。まじめで慎ましく、芯の強い女性。ほかの母親と同じように、息子を帝都医大付属高校に入れようと必死で、紗英と受験コーディネーターを奪い合う。高圧的な教育を続けるモラハラ夫に対し、鬱屈(うっくつ)とした感情を抱えている。

 ・夏目美咲(なつめ・みさき、36)高橋メアリージュン/スカイキャッスルで暮らす専業主婦。かつて女優を志し、情熱的でチャーミングな性格。結婚相談所を通じて医師と結婚した。愛嬌(あいきょう)があり、いつも明るいのが、人の意見に流されやすい一面もある。息子が勉強嫌いで、子育てに苦労している。

 ・九条彩香(くじょう・あやか、46)小雪/ケタ外れの報酬を受け取り、子供たちを志望校に合格させる敏腕受験コーディネーター。担当生徒の志望校合格率は100%を誇り、受け持つ生徒は年に2人までと決めている。志望校に合格させるためには手段を選ばない冷徹さをもつ。それほど成績優秀ではなかったスカイキャッスル在住の生徒を、帝都医大付属高校に合格させた実績から、紗英たちは九条と契約しようと、しのぎを削る。

テレビ 最新記事