ポツンと一軒家:埼玉県の山頂近くに建つ“天空の家” 雲海が広がり、ふもとの鉄橋を蒸気機関車が走る

6月30日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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6月30日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 衛星写真を手掛かりに人里離れた一軒家を捜すバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。6月30日の放送では、埼玉県の山頂付近に建ち、雲海を見渡すことができる一軒家を訪ねる。

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 上り坂が延々と続く深い森の中を捜索隊の車が走る。ここに来る途中の集落で、森の突き当りに一軒家があると聞いたが、人が暮らして いる気配はまったくない。不安に駆られる捜索隊の視界に「この先、行き止まり」の 看板が。その看板の先へと進むと、一気に視界が広がった。そして丁寧に整備された庭と大きな家が姿を現した。

 しかし、その一軒家にいた女性に衛星写真を確認してもらうと、「こことは違うような……この(衛星写真の)お宅は、尾根向こうにある一軒家で、今は誰もお住まいになっていらっしゃいません」と、まさかの返答。捜索隊が改めて調べてみると、確かに尾根を挟んだ反対側の家へと来てしまっていたようだ。しかし、間違ってきてしまったとはいえ、ここもまぎれもない“ポツンと一軒家”。捜索隊は女性の夫が在宅している日を確認し、改めて再訪することに。

  捜索隊が再訪すると、76歳の夫が出迎えてくれた。山の頂上にほど近く、雲海も見ることができるという。60年前まではふもとの集落まで車道がなく、片道1時間以上かけて徒歩で家まで帰っていたそうだ。生活用水の水源は1200メートル先にある湧き水。52年前に夫が父と共に水源から手掘りで水路を作り、家まで水を引いた。

 冬は積雪もあり「住むだけで大変な場所ですよ」と夫は笑う。苦労の絶えない“天空のポツンと一軒家”での生活。しかし、捜索隊が夫婦の暮らしに密着していくと、都会では決して味わえない“豊かな暮らし”が見えてきた。

 予告映像では、ふもとの鉄橋を蒸気機関車が走る様子も映し出されている。

 ゲストは、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さんと、 フリーアナウンサーの田﨑さくらさん。

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