伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「虎に翼」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第74回が7月11日に放送された。家族会議で、直明（三山凌輝さん）らが寅子（伊藤さん）への不満を次々と口にする場面があり、視聴者の注目を集めた。

あなたにオススメ

2027年大河ドラマ主人公・小栗忠順とは？　近代日本に欠かせない人物

　第74回では、新潟への異動が決まったことをきっかけに、家族との間に溝ができていることに気付いた寅子。家族と正面から向き合うことを決意し、家族会議を開く。

　花江（森田望智さん）が「何でもかんでもトラちゃんのせいにしてごめんなさい。これからは私がもっと気を配って、みんなが仲良くしていけるように……」と言ったところで、寅子が「はい！　もうスンっ禁止」と一言。

　すると、直人（琉人さん）が「スンってさせてるのは寅ちゃんだろ」と反発。寅子が「禁止を押しつけるのも偉そうよね」と謝罪し、意見を求めると、せきを切ったように寅子への不満が飛び出した。

　直人と直治（楠楓馬さん）は、「お母さん（花江）にお茶を頼むときとか、起こしてもらうときに『ありがとう』って言わないのが嫌だ。やってもらって当たり前だと思ってる」「なんでもやらせてくれるのはいいんだけど、その道を極めろ、一番じゃなきゃダメって態度をされると、みんなやりたくなくなる」「みんながトラちゃんみたいに頭がいいわけじゃないのに、努力しないからだ、みたいな顔されるのも嫌だ」「朝からお酒臭いのも嫌だ」と指摘。

　直明も「就職先に悩んでるとき、話を聞いてくれるって言ってたのに結局聞いてくれなかった」「僕の仕事の話もろくに聞こうとしてくれない……もう僕に興味がないのが悲しい！」など、不満を吐露した。

　家族の不満一つ一つに耳を傾け、謝罪を口にする寅子。そのうえで、寅子は優未（竹澤咲子ちゃん）に「一緒に新潟に付いてきてください」と頭を下げた。

　SNSでは「こんなサンドバッグ状態なのに、トラちゃんは全部受け止めようとしてる」「直治、直人、直明、我慢していたのを吐き出せてよかった」「みんな小さな『ん？』をたくさん抱えてたんだね」「ここまで寄ってたかって『反省しろ！』と言われるのはさすがにかわいそうすぎる」「良い方向に向かってほしい」など、さまざまな声が上がった。