下妻物語:20年前の“伝説”映画がリバイバル上映 深田恭子「アンナと苦楽を共にした青春そのもの」 土屋アンナも感謝

映画「下妻物語」の一場面(C)2004『下妻物語』製作委員会
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映画「下妻物語」の一場面(C)2004『下妻物語』製作委員会

 嶽本野ばらさんの同名小説を俳優の深田恭子さん、土屋アンナさんのダブル主演で映画化した「下妻物語」(中島哲也監督、2004年)が、初のデジタル版として7月19日から渋谷 ホワイトシネクイント(東京都渋谷区)でリバイバル上映される。リバイバル上映を受け、原作者の嶽本さん、主演の竜ケ崎桃子役の深田さん、白百合イチゴ役の土屋さんらがコメントを寄せた。

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 嶽本さんは「ダチいなくてもさみしくない! だって『下妻物語』は不滅ですから!」とコメント。

 深田さんは「映画『下妻物語』は私にとって、作品としても、撮影期間も、アンナと苦楽を共にした青春そのものです。今でも作品を再び見返して見ると胸がギュッっと熱くなります。ロリータとヤンキーという相反する2人が微妙な距離感で繰り広げる友情、青春、若さが皆様に受け入れていただけたのではと感じています。これからもこの作品がたくさんの方に、より一層愛され、羽ばたいて行くことを願っています」と話している。

 土屋さんは「『下妻物語』のおかげでいまのアンナがいます。中島監督が大好きで、下妻で出会った多くの人はわたしの人生に刺激をたくさんくれました! 作品もすっごく面白いし時代を超えて愛されるはずです。名作に出させてもらったことに感謝してます! 樹木希林さん、深田恭子ちゃん……たくさんの才能を持つ人たちに出会えてめっちゃ面白かった」とコメントを寄せている。

 同作を手がけた石田雄治プロデューサーは「公開20周年を記念しての上映、本当に感謝です。この作品はその後の私の映画人生を大きく変えました。おかげさまで今でも皆さんに面白いと言ってもらえるのですが、実はこの映画、公開当時はそれ程ヒットしていないのです。だから評判が口コミで広がった時にはもう劇場数もかなり少なく……結局その後のDVD、テレビ、配信とかで見た人がほとんどではないかと。だから、ぜひこの機会に劇場の大画面で鑑賞してもらえるとうれしいです。そして初劇場体験で改めてこの作品の面白さを実感してください。きっと中島監督の細かいこだわりが新たに発見できると思いますよ」と話している。

 リバイバル上映を記念して、土屋さんが登壇するイベントが7月24日、嶽本さんが登壇するイベントが同30日に渋谷 ホワイトシネクイントで開催される。劇中衣装や当時の貴重な資料も展示される。

 「下妻物語」は、茨城県下妻市を舞台に、ロココ時代のフランスに憧れ、ロリータファッションに身を包む17歳の超マイペースな少女・桃子(深田さん)と、地元の暴走族に所属するヤンキーの少女・イチゴ(土屋さん)の友情が描かれた。

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