12月13日公開の映画「はたらく細胞」(武内英樹監督)に、キラーT細胞役で山本耕史さん、NK細胞役で仲里依紗さん、マクロファージ役で松本若菜さん、血小板役でマイカ・ピュさんが出演することがわかった。
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映画は、シリーズ累計発行部数1000万部を超える清水茜さんの人気マンガ(講談社)を、永野芽郁さんと佐藤健さんのダブル主演で実写化。人間の体内を舞台に、擬人化された細胞たちの日々の活躍を描く物語で、永野さんが体内の各器官に酸素を届けるため奮闘する赤血球、佐藤さんが体内に侵入した細菌やウイルスなど異物を排除する白血球を演じる。
山本さんが演じるキラーT細胞は、細菌やウイルス感染細胞などの異物を見つけ破壊する、強力な殺傷能力を持つ免疫細胞の主力部隊。「KILL」と書かれた帽子がトレードマークの体育会系武闘派細胞だ。
仲さん演じるNK細胞は、キラーT細胞と同じく武闘派で、ナチュラル(N)キラー(K)の名前通り、生まれついての殺し屋。細菌やウイルス感染細胞などの異物を見つけ次第、単独で攻撃の先陣を切る一匹狼だ。
松本さん演じるマクロファージは常に優しい笑顔を絶やさない幼い赤血球たちの“育成係”の顔をもちながら、細菌などの異物を捕らえて殺すなど、さまざまな顔を持ち合わせる役どころ。聖母のような笑顔で赤血球たちに酸素の運び方を教える姿と、高い殺傷能力のギャップがポイントだ。
血管が損傷した時に大勢の仲間たちとともに力をあわせて集合し、傷口をふさいで止血してくれる血小板を演じるマイカ・ピュさんは、今年3月まで食育番組「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」(Eテレ)でマイカ役を演じて話題を呼んだ。スピンオフ作品が製作されるほど人気の“血小板ちゃん”は劇中でもさまざまシーンで登場する。
◇山本さんのコメント
キラーT細胞を演じているというより、一人の戦士を演じているつもりでいますが、関係性が面白いですよね。NK細胞は単体で動き回る。キラーT細胞は指令が出ないと出動できない。白血球、赤血球はこういう働きをしているとか……。血小板しかり、それぞれの役割があるから面白い。今回の役は体を鍛える感じのキャラクターで、僕も鍛えるのが好きなので、ありがたいなと思いました。白血球役のオファーが来ていたらもっと細くしなきゃいけないじゃないですか。だからキラーT細胞で納得しました。武内監督は自分の要求がはっきりしているので、それはうれしかったですね。「もうちょっとこうして!」と投げかけてくれるから、ちゃんと武内監督のものになるんだろうなというのがすごく伝わります。
初めての「細胞役」をどう演じていけるのか、という未知にとてもワクワクしていました。今作は体の中で起こっている細胞同士の反応をアクションとして表現しているのですが、ここまで激しいアクションシーンに参加することも、私の体史上、初めての経験でした。次々と襲いかかってくる筋肉痛に体も悲鳴をあげていましたが、「私の中の細胞も頑張っているんだ!」と私と私の細胞を私が励ましながら撮影に臨みました(笑い)。共演者、スタッフ、そしてアクションシーンを指導して下さった皆様のお力添えもあり、とてもカッコイイ<実写版NK細胞>を演じることができたのではと思っております。子どもから大人まで、楽しく、ときには感動しながら、細胞のはたらきを学べる作品になっていますので、公開を楽しみにお待ち下さい。
マクロファージさんは見た目はとても柔らかいですが、闘うとなったらパっと切り替える。頼もしい部分もあれば、優しい部分もあるし、クールな一面もあり、とても魅力的だと思いました。私の姪っ子も原作を読んでいて、マクロファージさんはかわいいから好きと言っていましたが、巨大な鉈(なた)で戦うシーンでは、殺陣チームの皆さんがその鉈の重さを利用して作ってくださったカッコいいシーンもありますので、ぜひ注目していただきたいです。撮影中は、身体の中でリアルなマクロファージさんも戦っているんだと考えながら楽しく演じさせていただきました。自分の体の中を知れるよいきっかけにもなりましたし、今までにないスケールで、年齢問わずどの世代の方でも楽しめる作品となっていますので、ご覧いただけましたら幸いです。
血小板役を演じる事ができてとてもうれしかったです。役の募集の前から、「はたらく細胞」のマンガを読んでいて、スピンオフ作品の「はたらく血小板ちゃん」も大好きでした。明るくてみんなのまとめ役なところを演じるのが楽しかったですし、いろんなウイルスのことがわかって勉強になりました。撮影の待ち時間はみんなで遊んだりしてチームワークを大切にしました。是非映画館で楽しんでいただきたいです。
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