海のはじまり:「弱いもんですよ。そばにいただけの他人なんて」 “津野”池松壮亮に「せつない」「気持ちわかる」の声(ネタバレあり)

連続ドラマ「海のはじまり」の一場面(C)フジテレビ
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連続ドラマ「海のはじまり」の一場面(C)フジテレビ

 人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さん主演のフジテレビ系“月9”枠の連続ドラマ「海のはじまり」(月曜午後9時)の第5話が7月29日に放送された。池松壮亮さん演じる津野晴明について、SNSで話題になった。

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 ◇以下、ネタバレがあります。

 津野は、水季(古川琴音さん)が夏(目黒蓮さん)と別れたあとに働いていた図書館の同僚。水季から海(泉谷星奈ちゃん)を預かってあげたり、保育園の迎えに行ったり、シフトの調整をしたりと、公私にわたり母娘2人を支えてきた。

 第5話では、海が、津野の働く図書館へ顔を出す展開に。「おばあちゃんちの近くにも図書館あるよ」という津野に、海は「図書館に来たんじゃない。津野くんに会いに来た。ママがいなくなってから図書館来ないと会えなくなっちゃったから」と話す。

 近いうちに、夏が朱音(大竹しのぶさん)の家に泊まりに来ることを明かした海は「津野くんも来れば?」と誘う。ところが、津野は「俺、いらないよ。海ちゃんのこと助けてくれる人、たくさんいるから。俺いなくて、大丈夫だよ」と続けた。

 海が「ママがいるときは、津野くんだけだったのに?」と聞くと、津野は複雑そうな表情を見せる。

 その後、同僚の三島芽衣子(山田真歩さん)に対し、津野は「ママの病気がわかったり、死んでから現れるなんて、みんな調子いいよね~。言ってないですよ。思っただけです」と漏らす。

 そんな津野に、気持ちはわかる、と話した芽衣子は「家族でもなんでもないんだけどさ、ずっとそばにいたのって私たちくらいで、支えてたの津野くんぐらいで。なのに、亡くなったら急に外野な感じ。ちょっとモヤモヤする」と率直な思いを語る。

 津野は「血でも法律でもつながってないですからね。弱いもんですよ。そばにいただけの他人なんて……」と言うのだった。

 今作を手がける村瀬健プロデューサーは、自身のX(旧ツイッター)で「あまりにも微妙に変化する表情と言葉遣いにおける高低差や抑揚、そして何気な仕草で言葉にならない感情を見事に表現して下さっています。圧巻です」と池松さんについてコメントした。

 SNSでは「津野くんせつない」「津野くんに泣いた」「津野くんの存在ってすごかったと思う。外野感になってしまうのは切なすぎるけど」「津野くんの気持ちもつらいな」「津野くんの気持ちわかる。水希と海を支えていたのに、水季がいなくなれば、海とは赤の他人」「池松さんの演技がうますぎます」といった声が上がっていた。

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