狼と香辛料：新作テレビアニメ　新章「異教の神々の伝承」編突入　前作では描かれなかった物語　エルサ役にLynn　エヴァンは阿部敦

　電撃文庫（KADOKAWA）の支倉凍砂（はせくら・いすな）さんの人気ライトノベル「狼と香辛料」の約15年ぶりとなる完全新作テレビアニメ「狼と香辛料 merchant meets the wise wolf」の新章となる第4章「異教の神々の伝承」編が、8月19日から放送されることが分かった。「異教の神々の伝承」編は、2008、2009年に放送されたテレビアニメ第1、2期では描かれなかったエピソードで、ホロの故郷・ヨイツの伝承を求め、ロレンス、ホロたちの物語が動き出す。

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　第4章に登場するエルサ・シュティングハイム、ギヨーム・エヴァンのキャストも発表された。Lynnさんがテレオの教会を与る司祭代理の少女・エルサ、阿部敦さんがテレオの村にほど近い水車小屋で麦の粉挽きをしている少年・エヴァンをそれぞれ演じる。ホロ、ロレンス、エルサ、エヴァンが描かれたビジュアルも公開された。

　ロレンス役の福山潤さん、Lynnさん、阿部さんが出演する特別番組が、8月19日午後8時からABEMAで配信される。

　「狼と香辛料」は、行商人クラフト・ロレンスが、豊穣（ほうじょう）の神としてあがめられていた狼の化身のホロと旅をする姿を描いたライトノベル。2006年2月に第12回電撃小説大賞の銀賞に選ばれ、2021年2月にはシリーズ15周年を迎えた。シリーズ累計発行部数は約500万部。テレビアニメ第1期が2008年、第2期が2009年に放送された。

　新作アニメは、前作で監督を務めた高橋丈夫さんが総監督として参加し、前作の第2期に演出として参加したさんぺい聖さんが監督を務める。パッショーネが制作する。前作に続き、福山さんがクラフト・ロレンス、小清水亜美さんがホロをそれぞれ演じる。4月からテレビ東京ほかで放送中。