ぼっち・ざ・ろっく！：初の“オトナ舞台あいさつ”に内田真礼「感慨深い」　千本木彩花、小岩井ことりと収録の裏側明かす

　「まんがタイムきららMAX」（芳文社）で連載中のはまじあきさんの4コママンガが原作のテレビアニメ「ぼっち・ざ・ろっく！」の劇場総集編「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく！ Re：／Re：Re：」の後編の“オトナ舞台あいさつ”が9月1日、新宿バルト9（東京都新宿区）で開催され、伊地知星歌役の内田真礼さん、廣井きくり役の千本木彩花さん、PAさん、ジミヘン役の小岩井ことりさんが登場した。同作は劇中バンド「結束バンド」のメンバーの声優がイベントに登場することが多く、3人が同作のイベントに登場するのは初めて。内田さんは「感慨深いですね。アニメの放送から2年たっていて、収録していた時は想像していなかった世界線にいて、不思議な気持ちでいっぱいです」と喜んだ。

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　テレビアニメの放送後、3人にも大きな反響が届いたといい、小岩井さんは「ものすごく反響があって、PAもできるんですね？と言われることもあります。PAはできないんです。誤解がすごく広がっていて」、千本木さんは「お酒飲まれるんですか？　へべれけなんですか？と声を掛けていただくことが多いのですが、私は全然飲まなくて。海外でも『きくり！』言われます」と明かした。

　内田さんは伊地知星歌について「彼女は思っていることがあるけど、外には出さず、見守ると決めています。店長さんなので、こういう先輩がいたらいいなあ……と思いながら演じていました。格好いい女性はあんまりやったことがなかったので、任せていただけたことがうれしかったですし、演じていて楽しかったです」と話し、千本木さんは「第6話は青山さん（後藤ひとり役の青山吉能さん）と一緒に収録でき『もっとやっていいよ！』『もっとへべれけで！』とディレクションをいただき、ハードルを越えるのに必死でした」と収録を振り返った。

　犬のジミヘンも演じた小岩井さんは「声優人生初の犬役だったんです。動画をたくさん見ました。『やんちゃな感じでいこう！』となり、やんちゃに演じました」と話した。

廣井きくりの所属するバンド「SICK HACK」による楽曲「ワタシダケユウレイ」の配信をスタートしたことも話題になった。千本木さんは、レコーディングについて「そもそもサイケデリックロックに触れたことがなかったので、どういう感じかな？と思いながら『酔っている感じで』『汚い音も使っちゃいましょう』『もっとやっちゃって！』と言われながら、収録させていただきました。きくりさんがライブをしているところを想像しながら歌いました」と語った。

　内田さんは、2023年5月に開催されたライブイベント「結束バンドLIVE-恒星-」にも参加したといい「感動して、育美ちゃん（喜多郁代役の長谷川育美さん）が歌っているのを見て、ボロボロ泣きました。お姉さんのような気持ちで見守っていました」と明かした。

　「ぼっち・ざ・ろっく！」は、2018年から連載中の音楽マンガ。ギターを愛する孤独な少女・後藤ひとりが、ひょんなことから伊地知虹夏が率いる結束バンドに加入することになる……というストーリー。テレビアニメが2022年10～12月に放送され、人気を集めた。劇場総集編の前編が6月7日に公開され、興行収入が6億4000万円、観客動員数が42万人を突破。8月9日に公開された後編で合わせて興行収入が11億円を突破するなどヒットしている