海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」の第33回「式部誕生」が、9月1日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯10.4%、個人6.0%だったことが分かった。
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第33回では、道長(柄本佑さん)に頼まれ、まひろ(吉高さん)は彰子(見上愛さん)が暮らす藤壺に住み込みで働き始める。
まひろは早速、物語の続きを書こうとするも、宮中での暮らしに慣れず、思うように筆は進まない。悩んだまひろは、道長の反対を押し切り、家に戻って執筆することに。この頃、一条天皇(塩野瑛久さん)の命で除目の儀に復帰した伊周(三浦翔平さん)が不穏な動きを見せ始めていた。
数カ月後、書き進めた物語を持って藤壺を訪ねると……と展開した。
彰子は徐々にまひろに心を開き、「帝がお読みになるもの、私も読みたい」と物語に興味を示す。そして一条天皇もまひろに会いに藤壺へ。
久しぶりに顔を合わせるまひろと一条天皇。かつてまひろが、自分の前で政について堂々と考えを述べたことを「よく覚えている」という一条天皇は、物語について最初「あの書きぶりは、朕を難じておると思い、腹が立った」と明かすが、続けて「されど次第にそなたの物語が朕の心に染み入ってきた。まことに不思議なことであった」と口にすると、「朕のみが読むには惜しい、皆に読ませたい」とまひろに語りかけた。
まひろは驚きながらも「物語は女子供だけのものではございませぬ」と返答し、彰子にも「中宮様にもお読みいただければ、この上なき誉れでございます」と笑顔で伝えた。
同席していながら、このときは全く顔色を変えなかった道長だが、その後、まひろに「褒美である。これからもよろしく頼む」と“あるもの”を渡す。褒美とは大きな扇子。そこには出会った頃のまひろと三郎(道長)を思わせる少年と少女、さらに鳥が描かれていて、まひろは扇子を胸に抱き、うれしさからか声を漏らした。
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