「それでも町は廻っている」「天国大魔境」などで知られる石黒正数さんのマンガ「ネムルバカ」が実写映画化され、2025年春に公開されることが分かった。アイドルグループ「乃木坂46」の久保史緒里さんと俳優の平祐奈さんがW(ダブル)主演を務める。
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「月刊COMICリュウ」(徳間書店)で連載されたマンガが原作。主人公は、大学の女子寮の同じ部屋に住む後輩と先輩という関係で、久保さんが後輩の入巣柚実、平さんが先輩の鯨井ルカを演じる。ぬるま湯に頭まで浸かったような、でも当人にはそれなりに切実だったりもする“大学生”という不思議な一時を過ごす若者たちを描く。
「ベイビーわるきゅーれ」シリーズで知られる阪元裕吾さんが監督を務める。本作で初めてマンガ原作の映画化に挑戦する阪元監督は「マンガを映画化するという行為はとてつもないことなので、本当に悩んだのですが、でも『ほかの作家にやられるくらいなら僕がやりたい!』と思う自分のエゴで手を上げました」と思いを語っている。
久保さんは「『ネムルバカ』という作品と出会い、この世界を愛しすぎてしまい、ある日、台本をまくる手が震えていることに気がつきました。それほどまでに魅了されたこの世界を柚実としてどう生きたのか。忘れることのできない、あの青春の日々を。確かに存在した、あの時間を。あの空間を。是非劇場で味わっていただければうれしいです」とコメント。
平さんは「初めて尽くしの役柄に無我夢中で自分自身と戦い抜いた日々でした。史緒里ちゃんとの出会いや一緒に向き合ったこの青春は私の宝物になりました。モラトリアムを描きながら自分を知るキッカケやその大切さを感じさせてくれる作品。正真正銘“駄サイクル”ではなく素晴らしい作品です。ぜひ、いや、絶対に劇場で目撃してください!」と語っている。
「阪元裕吾監督の『べイビーわるきゅーれ』を見た時『そうそう、こういうの! 僕はネムルバカをこういう風にしたかったんだよ』と思ったものです。なんの運命の巡り合わせか、その阪元裕吾監督に『ネムルバカ』を撮っていただくことになりまして。これは大変なことですよ!」と喜んでいる。
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