良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の松本若菜さん主演で、人気グループ「SixTONES」の松村北斗さんも出演する火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系、午後10時)の最終回が9月17日に放送された。西園寺さん(松本さん)と、母親の美代子(高畑淳子さん)のやりとりがSNSで話題になった。
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自分と楠見(松村さん)が隣に住んでいることを知りつつも、連絡をくれなかった美代子に、「普通連絡するでしょ。娘だよ! どうでもいいって思ったの?」と声を荒げた西園寺さん。すると美代子から「置いてきた家族に、自分から連絡するのは卑怯かなあと思って」と言われる。
美代子には、西園寺さんが大学生の頃、理由を告げずに突然家を出て行った過去があった。当時のことについて「私が嫌だったのは、やりたいことをやらなくなった自分。そんなたいしたことじゃないのよ。『ああ、映画館行きたいなぁ』とか『おしゃれしたいなぁ』とか」と振り返った美代子。
「でも母親だし家事しないとなぁって。だって私がやんないとお父さん困るし、娘達は悲しむし。だから、やりたいこと我慢して無理に笑ったりして。でも、不思議なもんでね、そんなことしているうちに、自分の中のやりたいことがどんどんなくなってくの。わかんなくなっちゃうの。そのうちにあんたたちも成長して、時間的にも余裕ができたときにはさ、もう何もないのよ、やりたいこと」と寂しそうに明かした。
そんなときに、現在の夫と出会ったという美代子。家を出てしまったことを詫びつつも、「でもどうしようもなかったの。あのときの私にはほかに選択肢なんてなかったから」と言って涙をこぼす。「唯一後悔しているのは、ああなる前に、お父さんやあんたや琴音(村川絵梨さん)にちゃんと言わなかったこと。『やりたいことがあるの。だから時間をちょうだい』って言わなかったこと。家族なのに、一番思いを伝えるべき相手のはずなのに」と続けた。
一方、美代子の話を聞いていた西園寺さんは「違う。お母さんが話さなかったんじゃない。私たちが話せなくした。話を聞こうとしなかった。知ろうともしなかったから、ごめん」と涙ながらに伝える。そんな娘を美代子は抱きしめて……。
SNSでは、「『私たちが話を聞こうとしなかった、知ろうともしなかった』捨てられたと思ってたお母さんにそう言える西園寺さん凄すぎる。私なら言えないし許せない」「ここで『知ろうともしなかった、ごめん』って言えるの、本当に西園寺さん強くて優しい人」「家族だからなんでも分かるなんてことはなくて歩み寄ることが大切なんだとこの作品から学んだ」「高畑淳子さんと松本若菜さんの演技に心が震えた」と盛り上がりを見せた。
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