英雄たちの選択:「枕草子の真実」摂関政治の闇にあらがった清少納言 “春はあけぼの”に秘められたメッセージ読み解く

世界最初のエッセーと書いた清少納言 離婚を機に一条天皇の后・藤原定子の女房となり、後宮文化をリードした/ColBase
1 / 4
世界最初のエッセーと書いた清少納言 離婚を機に一条天皇の后・藤原定子の女房となり、後宮文化をリードした/ColBase

 歴史を大きく変える決断をした英雄たちにスポットを当てるNHKの番組「英雄たちの選択」では、10月28日午後9時からNHK BSで「秘められたメッセージ ~清少納言 枕草子の真実~」を放送する。女性を犠牲にする摂関政治の闇にあらがった清少納言。“春はあけぼの”に秘められたメッセージを読み解く。

あなたにオススメ

 正暦4年(993年)、離婚を期に清少納言は一条天皇の后、藤原定子の女房となった。華やかな定子の後宮で、清少納言は生き甲斐を覚える。ところが定子の一族が突然没落。定子は後宮を去り、清少納言も政敵、藤原道長側のスパイだと疑われることに。窮地の中で清少納言は定子から託された枕のような紙の束に筆をとる。

 華やかな王朝の雅がつづられている清少納言の枕草子。しかしそこには、宮中で起きたすさまじい事件を体験した筆者が心に秘めたメッセージがしのばせてあった……。

写真を見る全 4 枚

テレビ 最新記事