緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
俳優の岡田将生さん主演の連続ドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系、木曜午後9時)第4話が11月7日に放送され、歩(岡田さん)の行動に視聴者から感動の声が広がった。
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ドラマは2022年10月期に放送された同名作の続編。「ドクターX ~外科医・大門未知子~」シリーズなどで知られる中園ミホさんの脚本で、一定の医療行為をできる看護資格「ナース・プラクティショナー」を持つ那須田歩(岡田さん)と、“スーパーナース”九鬼静(中井さん)のくせ者コンビが、患者第一で医療現場を改革していく。
第4話では病院の口コミサイトに「那須田は患者を騙(だま)して死なせたことがある」と匿名の書き込みが。歩には身に覚えがなく「ただの嫌がらせ」だと一蹴する。そんな中、入院患者の斉藤四織(仙道敦子さん)が食物アレルギーの発作を起こした。配膳された食事が、なぜか隣の患者のものと入れ替わっていた。食事を運んだのは歩。歩はしっかりと確認してから配ったはずなのに……とうろたえる。
実は四織は、自ら隣の患者と食事をすり替えていた。歩への匿名の誹謗中傷も四織の仕業で、すべては歩への復讐(ふくしゅう)だった。四織は、歩がかつてアメリカの病院に勤務していた時の患者・加奈(天野はなさん)の母親だったのだ。
四織は、もう助かる見込みもないのに歩が「頑張れ」と励まし続けたことで、加奈が心身ともにボロボロになって死んでいったと思い込んでいた。四織は自身にも「頑張ってみませんか?」と言った歩に対し「患者のつらい気持ちなんか何にも分からずに頑張れ……医療の傲慢よ!」と声を荒げる。対して歩は「患者の気持ちなんて分かりませんよ。『頑張れ』って言って何が悪いんです?」と開き直ったような態度を取り、逆上した四織に「人殺し!」とつかみかかられた。
だが、歩が四織に冷たい態度を取ったのは、病気の治療を諦めていた四織に、自身への恨みを生きるモチベーションにさせるためだった。また回想シーンで、加奈に「頑張れ」と声を掛け続けていた理由も明らかに。自身の運命を悟っていた加奈は、心細い異国の地での治療を少しでも元気づけてほしいという理由で「嘘でもいいから、言葉だけでも『頑張りましょう』と言ってもらえませんか?」と、歩に頼んでいたのだった。
同話のラスト、静に車椅子を押された四織とすれ違った歩。無言ですれ違った2人だが、歩は通りすぎた四織に「頑張ってください」と静かにエールを送った。
SNSでは「歩ちゃんの『頑張ってください』で泣いた」「敢えて本当のことを言わずに恨まれ役を買ってでた歩ちゃんのお芝居に涙が止まらなかった」「患者が生きてくれるなら、恨まれてもかまわない。そんな姿に感動し、号泣でした」「歩ちゃん本当にすてきなナースだ。というかすてきな人だ」「脚本のどんでん返しに快くやられました」などと、視聴者から感動の声が続々と上がっていた。
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