良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
重厚な社会派ドラマなど数多くの話題作を生み出してきたWOWOWと、映像史に残る名作時代劇を生み出してきた松竹・松竹京都撮影所がタッグを組み、初の完全オリジナル大型企画「連続ドラマW I,KILL」を製作すると11月25日、発表された。海外マーケットも視野に入れ、気鋭のクリエイターと伝統の松竹京都撮影所の一流職人スタッフがコラボレーションした“歴史スペクタクル×京都発の本格サバイバルスリラー”となる。2025年にWOWOWで放送・配信予定。
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脚本は、映画「正欲」やドラマ「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」で知られる港岳彦さんを中心に、ばばたくみさん、川滿佐和子さんが参加。日米にルーツを持つヤングポールさんがメインの監督を務め、もう一人、松竹京都撮影所でキャリアをスタートさせ服部大二さんも監督として参加する。特殊造形は百武朋さん、美術は原田哲男さんが担当。一流のスタッフ陣がコラボレーションし、時代劇の伝統的な様式美と新たな映像表現の融合に挑戦する。
舞台は、関ヶ原の合戦から30年後。平和な世を取り戻しつつあった日本に突然現れた、人を襲い、食らう化け物。「群凶(Gun-kyou)」。血のつながらない娘トキを守るために立ち向かう一人の女性、お凛と、全てを失い絶望しながらも自らの生い立ちを知るために旅をする男、士郎を中心に、「生きる」をテーマに描かれる壮大な人間ドラマとなる。お凛や士郎らのキャストは後日発表される。
スタッフのコメントは以下の通り。
そのアイデア自体は、あちこちで、何度か耳にしてきたものでした。
――おもに笑い話として。
実際に、映像化されたものもあったのかもしれません。ですが、思いつきレベルの雑談ならともかく、そのアイデアをふくらませて、大がかりな長編に仕上げようともくろむ人たちがいるとは思いませんでした。
「“それ”がああなって! こうなって! こんなことにもなっちゃって!」「ぜったい世界と勝負できると思うんですよ!」と、ガンギマリの目でプレゼンするヤングポール監督を見ながら、どうやってこのヤバい人から逃げようかと考えていたのに、気づくと大学の先生による“それ”の講義に強制参加させられ、監督のお気に入りだという“それ”の DVD を押し付けられ、いつしか若き優れた脚本家たちも巻き込まれ、あっと驚くそうそうたるキャストの方々が集結していたのでした。
「正気か?」の連続でしたが、脱稿したころには、僕も彼と同じ目をしていました。
やりました。
時代劇×ゾンビ大巨編
どうか、ご期待ください!!!
本気の人間が集まった結果……ヤバい作品が生まれつつある。
初めて見る独自なジャンルの様でいて、しかし歴史に裏打ちされた堂々たるエンタメ感もあるという奇跡的な掛け算が成立している、と思う。
現在撮影中ですが、画面からみなぎるパワーが半端ない。
これは、面白いです。
ゾンビ×時代劇×サバイバルホラー。テーマは「生きる」。
この作品をオファーされて引き受けなかったら、監督になった意味がないと思った。
野心的な作品を創り続ける「WOWOW」と世界が注目する鬼才「ヤングポール」、その二つと本格時代劇を創り続ける「松竹撮影所」を融合させるのが私の役目だった。
誰も見たことのないファンタジーを創作するという意味では、ゾンビも時代劇も同じである。
私の持っているわずかな時代劇の経験と知識を、太秦のスタッフと共に、ゾンビ部、アクション部と共に、この作品において全力を持って発揮させる所存である。
撮影は過酷である。毎日が衝撃である。
「I KILL」の撮影は初体験の連続であり、スタッフ・キャスト全員の精神と体力を限りなく消耗させる。だが、誰も弱音を吐かない。気力は充実している。早く「I KILL」を世界に届けたい。その一念である。
今回、WOWOWと松竹・松竹京都撮影所が“タッグ”を組んで、日本発の新たなオリジナルドラマシリーズを作ることに挑戦しています。伝統的な京都の「時代劇」と海外的な「サバイバルスリラー」というジャンルを掛け合わせた新たな世界観と本格的な描写でもって日本のみならず海外の視聴者にも届く作品にしたいと願っています。
時代劇の聖地である京都で、ヤングポール監督をはじめ東京のクリエイターと時代劇の職人スタッフの圧倒的な熱量のコラボレーションで現場では計り知れない化学反応が起きています。
「生きる」ことへの執念とたくましさ。そして、生々しさと狂気、さらに、その先にある美しさを描き、今のこの混沌とした世界を生きる人々の心を揺さぶる作品にしたいと思います。
本作のテーマは「生きる」です。シンプルですが奥深さがある命題です。
それぞれの登場人物がそれぞれの問題と向き合い、物事が思う通りにいかない中で、もがき苦しみながら生きようとします。そこにドラマが生まれます。サスペンススリラーでありながらホームドラマでもあります。いとおしいほどの家族愛が根底にある作品です。ワンカットワンカットを、丁寧に心を込めて撮影を重ねました。日本の京都で作ったこの作品が、一人でも多くの方々に届くことを願っております。
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