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最終話 この町を救う バカリズム脚本
3月16日(日)放送分
俳優の遠藤憲一さん主演ドラマの約9年ぶりの続編「民王R Inspired by 池井戸潤」(テレビ朝日系、火曜午後9時)が、このほどクランクアップしたことが分かった。12月10日放送の最終回(第8話)までさまざまな“入れ替わり”を演じた遠藤さんは「この作品は間違いなく俺の俳優人生の中で一番大変でした(笑)!」と約3カ月間の撮影を振り返った。
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メインキャストの中で一足早くクランクアップしたのは、武藤泰山(遠藤さん)の書生、田中丸一郎太を演じた大橋和也さん。クランクイン当初は緊張しっぱなしだったが、すぐに”チーム泰山”に溶け込めたといい「3月間、毎回の撮影がほんまに楽しくて、もう終わんねやって名残惜しいです」と寂しげに語った。「だから明日もここにいたいです、普通にいたらすみません(笑)」とボケると、遠藤さんからは「明日から、台湾!」と、「なにわ男子」のワールドツアーに旅立つ大橋さんへ即座にツッコミが入った。
秘書の冴島優佳を演じたあのさんは、あなじみの総理執務室で撮了。ファンから「めずらしく楽しそうだね」と声をかけられるほど撮影現場が楽しかったことを明かし、「またどこ
かで、ご一緒できるように頑張りたい」と決意を口にした。
今作では旅先から折に触れて泰山のピンチを救ってくれた元秘書の貝原茂平役の高橋一生さんは「9年ぶりの『民王』でしたが、まるで昨日のことのようにお芝居ができたのは皆さんのおかげです。また皆さんにお会いできますように」と笑顔で話した。
泰山の盟友であり官房長官の狩屋孝司を演じた金田明夫さんと、民政党のドン・二木正一役の岸部一徳さんは同じ日、同じ場所でクランクアップ。金田さんは「みんなが本気でアホやって、熱演して、久々に感動した作品でした。きっと後世に語り継がれると思います」と熱弁。岸部さんは「新しいドラマに出会ったな、と実感しました。ドラマだけでなく、音楽も映画もそうですが、何かが変わっていくときにはそのきっかけになるものがあり、この作品はその“きっかけ”になるんじゃないか」と話した。
そんな岸部さんの言葉を受けて遠藤さんは「『時代の流れの先頭をいく作品になれた』という言葉は本当にうれしかったです」と感謝。一人で複数の役を演じ分けた苦労を語りつつ、「いっぱいいっぱいになって監督やスタッフの皆さんにたくさん迷惑もかけたこともありました。でも、この年でこんなに変化に富んだ役をいただけるのは、ものすごく幸せなことなんだと途中から思い始めて、感謝しながらやっていました。のちのち『俺、あのとき幸せだったな』って思い返す作品になると思います。ありがとうございました!」と笑顔で締めくくった。
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