黒崎みのりさんの人気マンガ「初×婚」が、2月3日発売の連載誌「りぼん」（集英社）3月号で最終回を迎え、約5年半の連載に幕を下ろした。同作は2019年5月に連載を開始し、“世界一の結婚を目指す学園”を舞台に幸せに関する多様な価値観の在り方を描き、話題になった。とじ込み付録として、同作のヒストリーを振り返る別冊「初×婚メモリアルファンBOOK」が付く。

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　「初×婚」は、AIのマッチングシステムで選ばれた恋人候補同士の男女が、寮で同居生活を送りながら“世界一の結婚”を目指す学園マンガ。「高校生が結婚を目指す」という大胆な設定で話題を呼びながらも、「結婚という形式に限らないさまざまな恋」を描き、幅広い層から人気を集めた。2023年には「第68回小学館漫画賞」児童向け部門を受賞した。最終回では、「金の夫婦の卵」を決める最終課題の結末が描かれた。

　作者の黒崎さんは「とっぴな設定な上、3年の卒業まで描き切らないといけない設定だったので『打ち切りだけは嫌だ～！』と思いながら描き始めた連載でした。まさか5年半も続けられるとは。結末は最後の最後まで悩んで、最終話のネームを切りながら決定しました。どのようなラストになったのか、ぜひご覧ください！」とコメントを寄せている。

　コミックス最終17巻が3月25日に発売される。通常版と、黒崎さんのロングインタビュー、30点以上の歴代人気イラストを収録したオールカラー全32ページブックレット付き特装版が発売される。

　同号では、シンガー・ソングライターのユイカさんの楽曲をマンガ化したオムニバス連載、優月うめさんの新連載「愛しのキテレツ」がスタートした。付録は、村田真優さんの「ハニーレモンソーダ」をモチーフにしたポーチ「しのばせレモン キルティングポーチ」。