2月16日にスタートした「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」(テレビ朝日系、午前9時半)で、“レッド”ゴジュウウルフ/遠野吠(とおの・ほえる)を演じる俳優の冬野心央さんにインタビュー。これまでの経歴や、憧れの存在などについて聞いた。
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冬野さんは2003年12月3日生まれの21歳。山口県出身。芸能事務所「スターダストプロモーション」所属。名前は、心央と書いて「みお」と呼ぶ。由来を聞くと「お母さんが付けてくれました」とにっこり。「“央”には広いという意味があるのですが、誰にでも優しい心をもって接するようにという意味だそうです」
芸能活動はスカウトがきっかけで、2020年に開始。「俳優に憧れはあったのですが、果たして自分がなれるのかなと最初は迷っていました。でも大学で上京したことを機に本格的に挑戦することにしました」
「侍戦隊シンケンジャー」(2009~10年)など、自身も幼い頃から特撮を見ており、「オーディションは上京してから毎年受けていました」と明かす。「でも実力不足で落ちていました。今回はなんだろう……(自分の中で)セリフが言いやすい感覚があったんです。吠の考えや秘めた思いに共感できたからかな? (オーディションの時から)演じやすかったんです」
吠は今作の主人公的立ち位置だが、バックボーンに謎の多いキャラクター。「俺は所詮、この世のはぐれ者。俺の命なんて安いもんだ」 というセリフも印象的だ。「戦隊のレッドといえばリーダーシップをとるイメージだと思いますが、(ゴジュウジャーは)互いに仲間でありライバル。不思議な関係なので、みんなを引っ張っていくというよりかは、みんなが自然と付いてくるみたいな感じです。僕は吠の過去について聞いているのですが、なぜ今のような考え方に至ったのかはこれから明かされていくので、ぜひ注目してほしいです!」
吠といえば、変身する際に「アォォーン!」と遠吠(ぼ)えをするのも特徴。「遠吠えはアフレコでもやりますし、撮影現場でもやるのですが……何テークも重ねると結構喉がきつくなったり(笑)。でも(最初と比べたら)徐々に遠吠えをすることにも慣れてきています」
前作「爆上戦隊ブンブンジャー」に出演していた葉山侑樹さん、現在同じ“ニチアサ”枠で放送中「仮面ライダーガヴ」主演の知念英和さんとは同じ所属事務所。「葉山さんとは演技レッスンでご一緒することがあったのですが、頼れる先輩です。(レッスンで)お芝居をする時も『こういう風にしよう』とか率先してリーダーシップを発揮してくださる姿がかっこいいな!と。いつかご飯に行きたいなと思っているのですが、まだ誘えていないです……(笑)。知念さんとはまだ一度お会いしただけで交流はないので、今後仲良くさせていただきたいです!」
芸能界で目標とする“憧れの存在”も、同じ事務所の先輩俳優。「横浜流星さんです! ここ数年の映画を全部見ていて、(現在出演中の)『べらぼう』も見ているのですが、立ち姿から(話す時の)ワードセンスまで全部好きで憧れです……」と興奮気味に話す。
横浜さんも「烈車戦隊トッキュウジャー」(2014~15年)に出演していた“戦隊出身者”。最後に「冬野さんも続いていきたいですね」と聞くと、「そうですね……とはいえでかすぎる存在。なんとかいつかお会いできるよう頑張っていきたいです」と意気込んだ。
「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」は、スーパー戦隊シリーズ50周年記念作。動物や恐竜といった獣(けもの)をモチーフにした5人のヒーローが、全て集めればなんでも願いが叶(かな)うといわれる指輪「センタイリング」を巡り、あらゆる分野でトップを極めた「ナンバーワン怪人」や、歴代レッドの力を持つライバルたちをはじめ、ゴジュウジャー同士でも戦っていく物語。
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