新井美羽:「なんで私が神説教」出演中 「直虎」子役から8年、いまや俳優業は“やりがい”通り越して“生きがい”に 

連続ドラマ「なんで私が神説教」に出演する新井美羽さん
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連続ドラマ「なんで私が神説教」に出演する新井美羽さん

 広瀬アリスさん主演の連続ドラマ「なんで私が神説教」(日本テレビ系、土曜午後9時)に出演する新井美羽さん。子役出身で、2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、主人公の幼少期と“竜宮小僧”を演じたことでも知られる新井さんは、8年後の今年、「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に登場したことも話題で、「衣装さんもメークさんも『直虎』と一緒で、お父さん、お母さんがたくさんいるような現場でした」と話す。一方、「なんで私が神説教」では、彼氏持ちの女子高生として、また別の顔を見せている新井さんに話を聞いた。

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 ◇オーディション好きの理由 今回は恋愛のいざこざも

 「なんで私が神説教」は、「お説教」がテーマの学園エンターテインメント。嫌々ながら高校教師になっただけの国語教師が、トラブルを避け、深入りしないよう過ごすはずが、いつしか問題児ぞろいの生徒たたちの事情に巻き込まれ、説教をしたくもないのに、しなければならない状況に陥り……というのが基本のストーリー。広瀬さん扮(ふん)する主人公の麗美静が担任を務める2年10組の生徒役のキャストはオーディションによって選出された。

 新井さんは「オーディションは好きです」と明かす。

 「緊張がなくなることはないのですが、緊張しているといい意味で練習してきたものと違ったお芝居が出たり、アドレナリンじゃないですけど、練習してきたものよりもっと(実力が)出たり、それが楽しみでいつもオーディションに参加しています」

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 今回演じている太田璃子は、クラスの1軍グループに属し秦凛太郎(羽村仁成さん)と付き合っている。気が強くてしっかり者だが実は打たれ弱い面も……というキャラクター。

 気の強さ、打たれ弱い面、その両方は新井さんも持ち合わせているといい、「等身大の女子高生の悩みを持っているところも含めて、何か特別に役作りをすることもなかったですし、すっと役が入ってきました」とも話す。

 役を通して恋愛のいざこざも経験。

 「彼氏がいる役はやったことがなくて、その中でのいざこざも初めてで、そういった恋愛の悩みであったり、高校生の学園もので、個人としてのキャラクターの作り方に加えて、グループの中でのバランスをどのように取ればいいのかとか、そういうところを考えながら取り組んでいるので、ここでの経験を成長につなげられたらと思っています」

 ◇“演じること”は人生に絶対にあるもの あえて目標は定めず

 新井さんは自身はこの春、高校を卒業したばかり。「私の芸能活動を応援してもらえて、中学・高校と本当に周りの方に恵まれたなと感じてます」と語る。

 「部活(ダンス部)にも入っていたので、友達や先生に迷惑をかけてしまうこともあったのですが、みんなに助けてもらって、毎年夏にある全国大会にも参加できる年は参加できましたし、学校行事もみんなと一緒に全力で参加できたので、高校生活はやり残したことがなくて。スマホのカメラロールを見ても、最高の時間だったと思えるくらい、本当にやり残したことがないです」

 高校卒業という一つの区切りを迎えた新井さんは現在18歳。俳優として、ここからさらなる活躍に期待が持てそうだが、本人も“演じること”について「やめたいと思ったことはないですし、ないとダメなもの」と位置付ける。

 「なかったらすごく不安になってしまうんだろうなって、人生に絶対にあるものなので、“やりがい”をどこに感じるかというよりも、“生きがい”になっている気がしています。いろいろなことにチャレンジしたいタイプなので、最近は挑戦したいキャラクターの役がどんどん増えてきて、その分、大変ではあるのですが、知らなければ知らないほど知ろうとするし、知ろうとすればどこまでもいけると思うと、本当に楽しいなって」

 そんな新井さんは、あえて目標は定めないという

 「目標や理想像を決めないでいると『こっちにいけたんだ』って意外性のある役と出会えたりするので、半年後、1年後、どんな役を自分が演じているのか、今からワクワクしています」

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