福原遥:大河ドラマ初出演に母は「泣きそうに」 「べらぼう」で当代一の花魁役「とてもびっくり」

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で誰袖を演じる福原遥さん(右) (C)NHK
1 / 4
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で誰袖を演じる福原遥さん(右) (C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第17回「乱れ咲き往来の桜」が、5月4日に放送され、福原遥さんが誰袖(たがそで)役で初登場した。福原さんは大河ドラマ初出演。「昔から時代劇をやってみたくて、特に大河ドラマは家族も好きで、『いつか出られたらいいね」って話しながら一緒に見ていたので、うれしかったです。最初に母に伝えたのですが、泣きそうになりながら、『おめでとう』と言ってくれました。とても楽しみにしてくれています」と語っている。

あなたにオススメ

 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

 福原さん演じる誰袖は、吉原の新興勢力・大文字屋の女郎。禿(かむろ)上がりの振袖新造(ふりそでしんぞう)の時には「かをり」と名乗り、蔦重(横浜さん)に一方的な恋心を抱いていたが、その想(おも)いはやがて……。そして成長し、吉原を代表する花魁となる。

 その後、老中・田沼意次(渡辺謙さん)の“懐刀”ともいえる勘定組頭を務めていた幕臣・土山宗次郎に莫大な金額で身請けされ、江戸中にその名を広めることとなる。しかし、その金の出どころについてある疑惑が生まれ、やがて吉原と江戸幕府、そして蔦重と誰袖の人生を揺るがす大事件へと発展していく。「“疑惑の金”で身請けされた、蔦重を慕う当代一の花魁」だ。

- 広告 -

 誰袖を演じることが決まった時は「とてもびっくりしました」という福原さん。

 「最初は、天真爛漫(らんまん)で無邪気でかわいらしい女の子という印象だったのですが、台本が進むにつれて、したたかで、とにかくこれがしたいと思ったら突き進む、強烈なキャラクターだということがわかりました」と話す。

 また「脚本の森下佳子さんの作品が大好きで、私自身も、誰袖は次は何をするんだろう?とワクワクしながら台本を読んでいます」と明かし、「今まで、花魁として苦労して、それを乗り越えてきたからの強さだと思うので、そこを大事に、魅力的に演じられたらと思っています」と意気込んだ。

 誰袖が蔦重に引かれた理由については「蔦重は、昔からずっと甘えられて、頼れる存在です。せりふにもありますが、最初は見た目がすてきということで興味を持って、蔦重の心のあたたかさと包容力に引かれていったのだと思います。蔦重が好きという気持ちが原動力になって、誰袖は頑張れているのではないかなと思います」と役の気持ちを代弁した。

写真を見る全 4 枚

テレビ 最新記事