声優の三ツ矢雄二さんが、映画「リロ&スティッチ」(ディーン・フライシャー・キャンプ監督、6月6日公開)の日本語吹き替え版でエイリアンのプリークリーの声を担当することが5月14日、明らかになった。三ツ矢さんは2002年に製作された同名のディズニーアニメーション映画でも同じ役の声を担当している。
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映画は、2002年に製作された同名のディズニーアニメーション映画を実写化。ハワイのカウアイ島を舞台に“オハナ(家族)”の大切な絆を描くファンタジーとなる。両親を亡くした少女リロと姉のナニの前に現れたのは、家族の愛を知らない暴れん坊のエイリアン、スティッチだった。予測不可能なスティッチの行動は平和な島に大混乱を起こすが、その奇跡の出会いはやがて、希望を失いかけた姉妹を変えていく……という内容。
日本語吹き替え版では、スティッチ役は声優の山寺宏一さん、リロ役は子役の永尾柚乃ちゃん、ナニ役は11人組ガールズグループ「ME:I(ミーアイ)」のMOMONAさんが声を担当することが既に発表されている。
三ツ矢さん演じるプリークリーは、スティッチを捕らえるためジャンバ博士と共に地球に送り込まれた、銀河連邦の地球に詳しいエイリアン。
先日、スティッチ役の山寺さんの続投が発表されると、SNS上でも大きな盛り上がりを見せると同時に、三ツ矢さんのプリークリー役の続投を切望する声も多数寄せられていた。ファン待望のプリークリー役の決定を受け、三ツ矢さんは「実写版になるとうわさで知った時、とてもエキサイティングなお話で興奮しました」と振り返り、「自分がまたプリークリーを演じることができるかどうか不安でしたが、オファーがあった時は飛び上がって喜びました。プリークリーは自分によく似たキャラクターで大好きだからです」と喜びを表現している。
今作では、エイリアンのジャンバ博士とプリークリーが地球に潜伏する際、アニメーション版のようにただ変装するだけではなく、地球になじむために人間の姿に擬態する。そんな実写版ならではの描き方について、三ツ矢さんは「プリークリー本体の姿もリアリティーがあって驚きましたが、人間の姿になってからも、プリークリーの性格は変わらず、可愛くて、ちょっとドジで、憎めない設定はそのままで、演じていて本当にワクワクしました」といい、「プリークリー本体の時は、今まで通りのイメージで演じましたが、人間の姿になってからは、声のトーンを抑えて、役者さんの見た目のイメージを意識して、演技に工夫をしました。難しい挑戦で、とてもやりがいがありました」とエイリアンの姿と人間の姿での演じ分けのこだわりも明かした。
期待していたファンの声に対し、「ウワー、ものすごくうれしいです。僕もプリークリーは大好きなキャラクターなので、皆さんに支持してもらえて光栄です。今回の実写版も、思いっきりプリークリーしてますから、楽しみにしていてください」とメッセージを送った。
また、三ツ矢さんと同じく続投となった山寺さんとの共演については、「尊敬する後輩の山寺さんとご一緒できて、幸せです。山寺さんのスティッチも唯一無二の名演です。他の人は、絶対できない。山寺さんが、物語を引っ張ってくれて、作品的にもスリリングでハッピーなものに仕上がったと思います」と話しつつ、「スティッチが、どのように地球にやってきて、周囲の人々をひっかきまわし、人々を幸せにする存在に成長するかを見てほしいですね。もちろん、ちょっぴり『おじゃま虫』のひょうきんでおちゃめなプリークリーの活躍もお見逃しなく!」と呼びかけた。
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